2008-10-03

無事に

無事に日本に戻って来ました。この一週間とんでもないハードスケジュールをこなした為に、帰国早々に風邪をひいてしまいました。今日は早速1回目の授業。この一週間をなんとか乗り切ることができてほっとしています。

2008-09-28

いよいよ

明朝に日本に向けて出発します。ノルウェーでの半年間は楽しくてあっという間でした。日本に着いたらすぐに仕事が待っています。取り合えず無事に日本に着く事をひたすら願うばかりです。

2008-09-26

帰国の実感

暫く出張やら帰国の準備やらで忙しくしていたが、ようやく一段落ついた。ベルゲン滞在についても書きたいことが一杯あるので、少しずつ書いていきたい。今日は本や暫く使う予定の無い衣類などを箱に詰めて、千葉に送り出した。こちらに来るときは本は数冊程度、衣類も必要最低限に留めた。滞在中もできるだけ荷物を増やさないように努めたが、思ったより荷物が増えていて驚いた。飛行機の機内預け荷物の重量制限はエコノミーなので20kgである。手荷物と機内預け荷物のバランス調整を頑張れば、荷物を送らずともぎりぎりなんとかなったかもしれないが、結局妥協してしまった。

こちらから日本に荷物を送るにはノルウェーの郵便局であるPOSTENのサービスを利用する。自分でダンボール箱を用意してもいいが、3kgを越える場合はPOSTENから「CarryOn」というマークのついた黒い箱をもらってきて、送った方が経済的である。細長い箱に10kgまで詰め放題で460NOK(約9200円)。船便にあたるサービスは存在せず、航空便しかない。

荷物を送り出し、昼をだいぶ過ぎた頃に大学に出勤した。キャンパス内の見慣れた光景も、これが見納めかと思うと、なんとなく寂しく感じる。月曜の朝早くこちらを出発する予定なので、大学の鍵やカードを金曜の今日の内に返却する必要があった。返却する前にもう一度研究室に立ち寄った。窓からいつも眺めていた風景も今日が最後である。こちらにきた時はまだ寒く、木々もこんなに葉が茂っていなかった(私のHP参照)。これから冬に向かうに連れ、おそらく急激に寒くなっていくことだろう。鍵の返却を無事済ませ、Piene先生やRanestad先生へ別れのご挨拶をし、再び宿舎に戻ってきた。荷物が無くなってがらんとした部屋にいると急に帰国する実感が湧いてきた。今晩は残っている食材を使って寿司を調理した。自分で言うのもなんだけど、見た目は悪いけど味の方はまあまあ。

2008-09-22

Bergen Express

昨晩は遅くまでKleppe先生のお宅を訪問し、その後大学に出てセミナー発表用の資料を準備していたため、その疲れがまだ少し残っている。今日から2泊3日でベルゲンに出張だ。観光客にも人気のあるベルゲン鉄道でオスロからベルゲンに向かった。オスロ出発は朝の8時11分、到着は昼の2時52分。チケットはネットから購入可能で、普通に買う(739NOK)よりかなりお得である。私は席をNSB KOMFORTという席にアップグレードしたけどそれでも374NOK(約7480円)だった。ネットから購入した後に実際の切符は駅の自動販売機、もしくは列車内で受け取る仕組みだ。列車内は北欧デザインでまとめられ、おしゃれな作りになっていた。KOMFORTシートにはテーブルや、電源コンセントまで備わっていて、食事をしたり、仕事をしたりしながら、列車内での時間を過ごせる。列車の2号車には売店もあり、簡単な食事を購入できる。ベルゲン鉄道はノルウェーの山岳地帯を走っている。オスロから出発してしばらくは長閑な田園風景を走るが、高度が増すに連れて緑がまばらになり、やがて岩だらけの山岳地帯にさしかかる。列車の車窓にはノルウェーの雄大な自然が広がる。広大な大地を流れる氷河や、頂上に雪を頂く山々。普段なかなか見られない景色を思う存分に堪能した。

2008-09-17

お知らせ

一部の方には既にお伝えしましたが、改めてこのページでもご報告致します。日本の大学への就職が決まりました。長かったポスドク生活も、これでようやく一区切りが尽きホッとしております。日本には9月末に帰国します。10月からは研究拠点を千葉に移し、研究・教育ともに尽力して参ります。長く住み慣れた京都や、生活に慣れ親しみを感じているオスロを離れるのも寂しいですが、また新しい土地で心機一転、頑張ります。「オスロ日記」は帰国するぎりぎりまで、できる限り更新する予定です。読者の皆様には今後もこのサイトへのご愛顧を宜しくお願い致します。

2008-09-15

Bergen

今日の代数・代○幾○セミナーはオスロ大学のP先生が講演された。凸体に余次数という"有理数"不変量を定義し、余次数の大きな凸体を特徴づけるという問題を考えておられた。今週は凸体の幾何的側面から話を進められたが、来週は今日の続きを代○幾○的側面から(即ちトーリック多様体の言葉で)講演される予定だ。今日の講演が面白かったので、来週もセミナーに出席したいのだけど、私は別の予定が入っており出席できない。残念。

いよいよ滞在も残りわずかとなったので、来週はベルゲン(Bergen)に旅行する予定だ。


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ベルゲンはノルウェー第2の都市。北に広がるフィヨルドへの玄関口として観光客にも人気の街だ。特にオスロからベルゲンを結ぶ鉄道(通称ベルゲン鉄道)は、車窓から雄大なノルウェーの自然を体感できるとあって、評判である。前々から行きたいと思って計画を練っていたのだけど、結局帰国間際になってようやく行くことを決めた。純粋に観光を楽しむというのでも、もちろん良かったのだけど、せっかくだからベルゲン大学の代○幾○学セミナーで発表をし、研究の話を聞いて頂くことにした。来週月曜の朝早くオスロを出発し、ベルゲン急行で約6〜7時間かけてベルゲンまで行く予定。火曜は一日観光して、水曜の午前中にセミナーで話し、同日飛行機でオスロに戻る計画だ。ノルウェー滞在の締めくくりが最高のものとなるように準備を進めたい。

2008-09-14

Galley Proof

某雑誌から届いたゲラ刷りをチェックしているのだけど、こちらが提出した最終版から変更されている箇所が大量に見つかった。しかも目立たないように変更されているので、チェックに一瞬たりとも気が抜けない。まるでちょっとした間違い探しゲームみたいなものだ(笑)。雑誌にはProduction Editorという肩書きの人がいて、その人が原稿を組んでいる。私は英文を書くときコンマをあまり入れない主義なのだけど、徹底的にコンマを入れられたorz。図や表の位置が変わっていたり、§がSectionになっているくらいならまだいいのだけど、数学の内容が変わってしまった部分があった。sheaf Homを意図して柔らかいHomを使っていた部分が、group Homになっていたり、関係代名詞の制限的用法が非制限的用法に変わっていたりともうメチャクチャ。昨日から必死こいて直している。一週間以内(水曜締切り)に訂正を送らないとそのまま出版するか、後の号に回すと脅されているので、もう必死。今回の論文を雑誌に投稿した時の編集者は、現在は私のご近所にいたりする(^^)。こちらのP先生である。投稿時に大変お世話になったので、お礼も兼ねてゲラ刷が届いた事をご報告したのだが、先生も雑誌社からの校正に納得が行かないご様子だった。

2008-09-13

日本人親睦会

新しくオスロで留学を始めた日本人学生の方との親睦会が開かれ参加させて頂いた。参加者は料理・飲み物持参でということだったので数日前から何を持っていこうかと思案にくれていた。料理は日本食かノルウェー料理をという要望だったので、結局いなり寿司を持っていくことに決めた。今日は昼からご飯を炊き、ネットで調べたレシピで寿司酢を調合し、調理に必要な準備をした。いなり寿司のいなりは、オスロ市内だとJapanTorgetにて購入できる。写真は完成作品。作ったのは今回で2回目という事もあって割とうまく出来た(^^)。親睦会の場所は日本人留学生の雅さんのお家。参加者は全部で20名以上は居た。部屋は普通の単身用なので、部屋の中は人で溢れんばかり(笑)。オスロ大学にこんなにたくさんの日本人留学生の方が居られるとは全く認識していなかった。ほとんどの方は学部の2〜3年生程度の若い学生さん。私とは一回り以上も違って元気いっぱい(^^)。珍しい日本食ということもあって、いなり寿司は大好評。美味しく召し上がって頂けたようなのでホッとした。

2008-09-12

ぐったり

昨日の遠足のせいで体が重い。危惧していた筋肉痛が出なかったのは幸い。しかし疲労が溜まって仕事にイマイチ集中できてない。昼過ぎにChristianがオフィスを訪ねてきた。「5分だけ話を聞いてくれ」といわれ「5分なら」と承知した(^^)。昨日も昼食中に彼の問題を一緒に考えた。証明にどこか誤りがあると思うので、それを指摘して欲しいとのこと。こういう質問は難儀する。それでも証明を聞いて、たぶんココだろうと想像がついた。証明中に記号の乱用が見られ、そのせいで自分で自分を騙してしまっている。乱用を止め、不明瞭な部分をより丁寧に書くように言ったのだけど、今日彼の持ってきた証明を見ると、やはり乱用は直って居らず、証明というよりはメモみたいなものだった。ちょっとイラッとしたが、一応話を最後まで聞き、結局ギャップが見つかった。彼にそれを指摘したのだが、かといって何か別の良い手も思い浮かばず、彼もがっかり、私もぐったり。結局議論の進展は無いまま、一時間後お開きになった。

Lysvandring langs Alnaelva

R先生の学生達による質問攻めに合った一日。彼らが代わる代わる私のオフィスを訪ねてくるのでこちらは休んでいる暇が無い(>_<)。今週はいろいろとやらないといけない事もあるし、明日もし訪ねてきたら、頼んで少し時間を短めにしてもらおう。昨日今日と立て続けに雑誌とプロシーディングから論文のゲラが届いた。雑誌はネット上で確認&校正作業をするタイプで一週間以内。プロシも最終確認をして早めに返事をする必要がある。いつも思うけど、こういうものはなんだか重なるべくして重なる気がする。 Andreaに誘われて夕方から「Lysvandring langs Alnaelva」というオスロ市内のイベントに出かけた。英語に直訳するとlight walking along Alna river。Alna川は市内でもっとも長い川である。川沿いの道に沿って写真のようなランプ(ロウソク?)が並べられ、そこを散歩する企画だ。時間は19時スタートで、22時半まで。日がくれると闇の中にランプの列が浮かび上がり、幻想的な雰囲気になる。道の途中にテントがいくつも設けられ、音楽の演奏や、郷土の歴史を紹介する写真等が展示されていた。

我々はGrorudというT-baneの駅を降りた後、南に向ってほぼフルコースを完歩した。早足で歩いて4時間ほどかかったので、今日一日でおそらく15〜16キロは歩いたのではないだろうか?序盤は市街地から離れたためか空気も冷たく澄んで気持ちの良い散歩だったが、終盤はくたくたに疲れ、早く目的地に着けとそればかりを祈りながら歩いていた。明日は筋肉痛になること間違いない。

2008-09-10

Høgskolen i Oslo

K先生にセミナーに付き合って頂いた。お昼前に先生の大学Høgskolen i Oslo (Oslo University College)で待ち合わせをした。大学にお伺いするのは今回が初めてだ。KringsjaからForskningsparkenまで地下鉄、その後トラムに乗り換え、時間に余裕を持って大学の最寄り駅「Holbergs plass」に到着した。オスロ大学(Blindern)は市の郊外にあるが、Oslo University Collegeは市の中心に近い。建物の外観も近代的、中も吹き抜けになっていたりして洒落た雰囲気である。一階のレセプション前でしばらく待っていると、先生がいらっしゃった。昼食に誘って頂き、大学近くのSas Radisson Hotelに連れて行って頂いた。今日は大学で特別なセミナーが開催され、その関係でファカルティのメンバーがホテルで会食をすることになっていた。有難いことに私も一緒に会食に招待して頂いた。

食後は大学の中を案内して頂き、その後セミナーで先生のお話を聞いた。夏休み前に「このような例をご存知ですか?」と質問したのだが、質問に興味を持って頂いたようだ。今日は休み中に考えておられた例を紹介して頂いた。例を構成するのは容易ではなく、様々な機械(machinery)を用いて、やっと得られた例だった。機械についても最初から説明して頂き、大変有意義で楽しい時間を過ごした。

2008-09-09

金平糖

朝からずっとお腹の調子が悪くて何度もトイレに行く。原因はたぶん朝食べたヨーグルトだと思う。前回食べたときもお腹を壊したのでほぼ間違いない。まだ賞味期間が残っているけれども、もう捨ててしまおう。昼前にAndreaがオフィスを訪ねてきたので、数学の質問に答えた。

夕方からはP先生のお宅を訪問した。昨日のセミナーの講演者を迎えての懇親会。こちらの先生のご自宅に呼んで頂いたのはこれで2度目である。招待を受けるといつも迷うのがお土産。今回はワインとチーズを持ち寄ってのホームパーティーと聞いていたのでだいぶ迷ったが、結局金平糖を持っていくことにした。こちらに来る前に京都の緑寿庵清水で購入した桜の金平糖で、ピンクの小箱に入っていて見た目もとても綺麗。賞味期間も長いので安心だ。先生のご自宅は閑静な住宅街にあった。住所だけを頼りに出かけたのでちゃんと着けるか不安だったが、最寄り駅でうまく他の招待客二人と一緒になった。その後三人でかなり道に迷った挙句ようやくお宅に到着。パーティーの参加者のほとんどは学生さんなどの若い人達で、みなさんと一緒に楽しい時間を過ごした。会話はノルウェー語と英語が半々くらい。英語で話している時しか会話の内容はわからないが、たとえ英語でも大勢で話すとみんな早口になるので私にはついていくのが精一杯。もっぱら聞き役に回る。食後のデザートの時間に、各参加者が持ち寄ったクッキーやチョコ、それにケーキが振る舞われた。(結局ほとんどの方がお菓子をお土産にされていた。)私の金平糖が無かったので不思議に思ったが、P先生はそんな私の表情を察してか、Hiroさんのお土産は一番最後のお楽しみだと皆に説明される。みんなは興味深々の様子で、私は期待して頂いたにも関わらずお口に合わなかったらどうしようと不安が募った。パーティーがお開きになるちょっと前に金平糖を出して頂いた。みなさん遠慮され数粒しか取られなかったが、概ね好評だったようなのでホッとした。夜の10時くらいに他の若い人達と一緒に先生のお宅をお暇した。

2008-09-08

セミナー

今日はセミナーが二つ。昨夜の騒動の疲れからかあまり良く眠れなかったので疲れぎみ。一つ目はL先生の講演で先週と先々週の話の続き。時間、速度、スピン、クウォークなどの物理の言葉が、モジュライ空間、接束、ゲージ群、リー代数など数学の言葉で次々に説明されていく興味深い内容。最後に導来圏の話が出てきた。日本にいるとセミナーや研究集会などで話を聞く機会が多いけど、こちらで聞いたのは始めてかもしれない。

二つ目は代数曲線や代数曲面を如何に早く正確に描くかというお話。ノルウェーに来るちょっと前のこと、とある理由から3次曲面の画像をネットで探していた。その時に曲面の退化や、回転など実に綺麗に描いているサイトを発見した。ドイツの代数幾何研究者の中に代数曲面やその特異点をコンピューターの画面上に描くソフトウェアを開発しているグループがいる。今日はその作者さんがオスロ大学に講演にいらっしゃった。興味のある人が居られたら「cubic surface」で画像検索してみる事をお勧めする。

明日の夕方は懇親会としてPieneさんのご自宅でチーズとワインによるパーティーが開かれる。明後日はKleppeさんの大学に出かける予定。どちらも始めての場所で、無事辿り着けるか心配である。

2008-09-07

失敗

危険性を承知してあれだけ注意していたのにやってしまった。

昨日の大学からの帰りの出来事。いつものように研究室の戸締りを確認し、カバンを持って部屋の外に出た。1階へ降りるためのエレベーターを待っていた時の事だった。室内に財布を忘れた事に気がついた。ふ〜危ない危ない、すぐに気がついて良かった...などと呑気に部屋に戻ろうとしたら、

カードキーが財布に入っている!

こちらの建物はセキュリティ上の理由から建物全体が幾層にもブロック分けされている。各ブロックをつなぐドアは、ビジネス時間外になると自動で鍵がかかる。研究科の構成員にはカードキーが与えられ、時間外にはそれを使って解錠し出入りする。運の悪いことに昨日は土曜日、しかも時間は夕方の7時。ブロックの外に一度出てしまうと、もう中には戻れない。なんと愚かなんだろう。私の研究室がすぐそこに見えているという事実が、情けない気分に一層拍車をかける。しばらく待っていれば誰か人が通って、向こう側からドアを開けてくれるかもしれない。一縷の望みにすがり、しばらく待ってみた。

〜10分経過〜

全く人の通る気配は無い。

〜20分経過〜

相変わらず物音ひとつ聞こえてこない。

〜30分経過〜

だんだん心細くなってきた。もしかすると財布を諦めて帰る事になるかもしれない。普段財布とは別に持ち歩いている小銭入れの中身を確認してみることにした。さてさて帰りの電車賃くらいはあるかな?私:「.........。」

1Krone(クローネ)と50Øre(オーレ)のコインが一枚ずつ!世界一物価の高い国ノルウェーで、所持金がたったこれっぽっち!1.5NOK(約30円)じゃ何も買えない(笑)。普段の生活はカードだけで事足りるので私はあまり現金を持ち歩かない。カード社会の落とし穴にはまってしまった。もうこうなったら歩いて帰ろう。この頃は運動目的で宿舎のあるKringsjåから大学のあるBlindernまで片道40分かけて徒歩で通学している。帰り道は上り坂だからきついけど、まあ歩けない距離じゃないし...と覚悟を決めて1階まで降りた。日曜日の食事代どうしよう?...なんて事を考えながら、1階の玄関のドアを見るとなんとここにも!つまり図で説明するとこうなっている。

<研究室のあるフロア> |ドア| <エレベータのあるフロア> |ドア| <外>
                  ↑
                 今ココ
閉じ込められた!!!


今頃になってようやく事態の深刻さを理解する私。出るに出れず、入るに入れず。もうなんだか自分がアホ過ぎて笑えてくる始末。それにしてもお腹減ったなあ...。とりあえず再びエレベーターで研究室のある6階にまで戻った。先ほどのドアを恨めしくガチャガチャやってみたけど、誰も通る気配が無い。このまま月曜の朝まで誰もこなかったらどうしよう?そうだ!携帯を使って友達を呼び、助けてもらおう。Christianは大学の近くに住んでいるけど、彼の番号知らないし、Andreaの番号は知っているけど、今晩は国立劇場にイプセンを見に行くって言ってたよな。彼女は前から楽しみにしてた。邪魔しちゃ悪いよなぁ。八方塞がりの状態になんだか泣けてきた(ToT)。エレベーターの階表示ランプを凝視しながら、人の気配を探ったけど、ピクリとも6階から動かない。考えてみれば土曜日のこんな遅い時間に研究室に出てくるノルウェー人なんて居るわけない。自分が必死過ぎて笑える。

閉じ込められてから40分が経過した頃、微かに物音がした(気がした)。ドアの前まで言って、取っ手をガチャガチャとやって、必死に存在をアピールする。

「私はココダヨウ!」

その時ドアの向こうから人が近づいて来るのが見えた!やった!アジア系の学生さんだ。もう彼の存在が有難すぎて後光がさして見えた。やっぱアジア人最強!いざと言うときに頼りになるのは働き者のアジア人だよね〜。さっきまでの不安はどこへやら?自分の失敗を棚に上げて思わぬ救世主の出現に軽口まで(^^)。彼にもっとお礼を述べたかったけど、彼は「No Problem, No Problem」と言い残し、さっさとトイレに行ってしまった。それにしても彼が居てくれたおかげで助かった。無事研究室に戻り財布を回収し、一時間遅れで宿舎に帰宅した。研究所の建物に限らず一般にノルウェーの建物はセキュリティが厳重だ。少々やりすぎのように感じるのは私だけか?

2008-09-03

論文再投稿

論文の再投稿に向けてしばらく細かい作業に従事していた。今日ようやく投稿できたので、これでまた自分の研究に戻れる。以前の投稿先のレフェリー氏から、すごく丁寧なレフェリーレポートを頂いた。彼の提案や勧めに従って、論文に大幅な修正を加えた。定理の適用範囲が分かり易くなり、その上証明も改良されたので大変感謝している。先週末にいろんな出来事があったので、少しずつ書いていくつもり。

2008-09-02

開学記念日

昼ご飯をChristianと一緒に食べる約束だったので、昼前くらいに大学についた。程なくして彼が現れたので、並んで大学の食堂に向かった。一般に身長の高いノルウェー人の中でも、彼はずば抜けて背が高い(190cm)。私と並ぶとちょうど頭一個分違う。北欧にはスタイルの良い人が多いとは聞いていたけど、本当だった。彼がスーツを着ているのを一度見たことがあるが、足の長さ(!)にびっくりしたのを覚えている。

今日はオスロ大学の開学記念日。開学記念日にはBlindernキャンパスの広場にテントが現れ、無料のケーキが振る舞われる。日本だと開学記念日には授業が無いのが普通だが、授業は普通にある。広場には開学以来の歴史について紹介する写真が展示され、彼が一緒だったのでいろいろ説明してもらった。食事を済ませ、デザートにケーキを頂こうと広場に戻ったら、既に無くなっていた。

彼は以前にも増して私のオフィスを良く訪ねてくるようになった。会う度に質問をされるので、次は一体何を聞かれるか?といつもドキドキしている(笑)。今の所はしばらく考えて答えがみつかる程度だけど、そのうち私の手に負えない質問が来るかも。指導教官以外に、質問出来る相手がいるというのは重要な事だ。指導教官にはなんとなく気が引けて尋ねにくいような事も、ちょっと上の先輩や良くできる後輩(^^)になら遠慮なく聞くことが出来る。私も名古屋で学生だった頃、2・3個上の先輩が居たので良く質問させて頂いた。京都では同分野の"若手"研究者がたくさん居たので、とても心強かった。こちらには代○幾○学を専攻している博士課程以上の若い人があまり居ない。日本(というか京都が特別?)だったら尋ねる相手に不自由しないけど、こちらではちょっとだけ不自由である。その分私にお鉢が回ってきているということかもしれない。今までいろんな方にお世話になった。今度は質問される側になって役立ちたい。

2008-09-01

セミナー

月曜日なので、セミナー日。L先生が先週の続きで講演をされた。時間は45分×2回で、途中で10分の休憩が入る。休憩時間にK先生と数学の議論をしていたらいつの間にか後半のセミナーが始まってしまった。遅れたのは僅かだったけど、いつの間にか講演がノルウェー語に切り替わっていた。誰かが何か言った後すぐに英語に戻ったけど、明らかに私の為だけに英語で話して頂いているのが分かり、何となくいたたまれない気持ちになった。前回に続き非可換変形理論について紹介して頂いている。面白そうな話なのだけど、「場の量子論」とか出てきて、早くも落ちこぼれつつあるorz。

2008-08-31

Akershus Fortress

お客さんを迎えた一日。Grenoble在住のK君が北欧旅行の途中にオスロに寄って私を訪ねてくれたので、K君と奥さん、それに友人に市内をご案内した。天気は曇り時々雨。昨日までが素晴らしい快晴だっただけに、一日違いでオスロの青空をお見せできなかったのが残念である。

朝10時にNationaltheatret前で待ち合わせた。会ってすぐに奥さんに「オスロ日記、いつも見てます」と言って頂いた(^^)。意外な読者がいたりするのも、ブログの楽しみのひとつ?皆さんにビーゲラン公園(Frognerparken)、Akershus城、国立美術館(National Gallery)の順にご案内した。これぞ観光地というところはだいたいお見せできたので、満足して頂けた事を願っている。写真はAkershus城の入り口付近で撮影したもの。城の外には切り立った崖があり、上に立つとオスロフィヨルドを一望出来る。境界部分には手すりも何も無いので、一歩間違えば真っ逆さまに下に転がり落ちることに...。高い所が苦手な私には、崖の数メートル手前から覗くのが精一杯だった(>_<)。我々と近い場所でお母さんから写真を撮ってもらっている少年がいた。ちょっと照れくさそうに終始ニコニコしていて、なんとも可愛らしかった。普段外食をしないものだから、昼食の場所の選択に迷ったが、結局いつものKaffistovaにお連れした。ノルウェー料理と言えばサーモン。この一皿で約160NOK(約3200円)もするが、カフェだからレストランに入るよりは割と安めである。味の方は脂がしっかりとのっていて満足の一品だった。夕方皆さんとお別れして、宿舎に戻った。

2008-08-30

Hovedøya

快晴の土曜日。一週間分の洗濯物を洗い終えほっと一息ついていると、Andreaからメールが入ってきた。「天気が良いのでHovedøyaに散策に行かないか?」とのお誘い。Hovedøyaはオスロフィヨルド内の小さな島である。前から行ってみたかったので、もちろんオーケーの返事をした。


大きな地図で見る

12時半に地下鉄Nationaltheatletの前で待ち合わせ、海沿いの道を歩いて行くと、港に豪華客船が停泊していた。Andreaから聞いたところによると、年配の夫婦など経済的に余裕のあるものは船の一室を購入し、自分たちで所有することもあるらしい。なんともスケールの大きな話だ。Hovedøyaに行くにはVippetangenという波止場からボートに乗る。乗船時間は5分(92番)もしくは20分(93番)。我々の乗ったボートは93番だったので、他の島経由でぐるぐる大回りしたが、その分だけ船の旅を満喫した(^^)。2階部分のデッキに座ったが、空気もカラッとしていて頬に当たる潮風が心地良かった。時間帯も昼過ぎだったので、海上にはセーリングボートやクルーザー等の多くの船が出ていた。船上でランチを楽しむ人もいて、実に優雅である。

島に到着し、船着場からオスロ市街を眺めた。写真からもわかるように市街地からそれ程遠くない。島には緑があふれ、様々な植物が育っていた。牧場もあり、羊が放牧されていた。電流を流した囲い(必要あるのか?)を除けば、のどかな風景である。Hovedøyaは海水浴場があることで有名である。夏の間はオスロ市民にとって人気の海水浴スポットだ。夏も終わり水も冷たくなったが、それでもまだ海水浴客の姿が見られた。島には遺跡が存在する。12世紀に立てられた建築物(教会)で現在は壁の部分しか残っていないが、説明によると当時は多くの修道僧が教会に在籍し、この島で生活しながら修行していたそうだ。島の滞在時間は約4時間程だったが、島内を散策したり、岩の上に座って数学の話をしたり、はたまたサッカーをしたりとなかなか盛りだくさんの内容であった。夕方に島を出て、AkerBryggeの近くのピザ屋で夕食を取った後、宿舎に戻った。運動もしたし、自然とも触れ合うことができたのでなかなか良い休日だった。

2008-08-28

秋の植物(ノルウェー)

運動で体を適度に疲れさせたら不眠も解消できるだろう。今日は大学まで歩いてみた。片道40分くらいだけど、道端にいろんな植物が育っているので、見ていて楽しい(^^)。カメラ片手に撮影しながら歩いた。私はもともと植物には詳しく無いので珍しい植物に見えて、実は日本にもあるかもしれない。もし「これ知っているよ」って人がいたら教えて下さい。

その1。小さいトマトみたいな実がたくさんついていた。けど先の方からなんかウネウネしたものが出ている(笑)。紫色のきれいな花がついていた。その2。その3。あざみ?その4。セイタカアワダチソウ?その5。その6。あさがお?その7。その8。その9。その10。その11。その12。おまけ。一昨日の夕方撮ったナメクジの写真。体長13cm程度でやたらデカかった。日本のナメクジより色黒。

uim-anthy導入(解決編)

大学のRed Hat Enterprise Linux 5 (RHEL5) のX上で日本語入力が出来ない件だが、先月無事解決したので、やり方を一応メモしておく。anthyを入れるのは簡単なので省略。uimのソースを取ってきて適当な所に展開し、configureスクリプトを走らせる。

$ mkdir ~/src
$ cd ~/src
$ tar xvzf uim-1.5.1.tar.gz
$ cd uim-1.5.1
$ ./configure --prefix=$HOME

すると

checking for anthy/anthy.h... no

anthyを入れたはずなのにanthy.hが無いよと言われてしまう。Webでちょっと調べ、次の環境変数を指定した後にもう一度configureスクリプトを走らせた。

$export LIBS=-L<anthy-installed-directory>/lib
$export INCLUDES=-I
<anthy-installed-directory>/include
$export CPPFLAGS=-I
<anthy-installed-directory>/include

今度は無事にanthyを認識したみたい(^^)。あとはいつも通りにお決まりの呪文を唱えるだけ。

$make
$make install

これでuim-ximのインストールが無事終了。ホームの下の.xsessionに以下を付け加える。

--------------ここから-----------------
if type uim-xim &> /dev/null ;then
uim-xim &
fi
GTK_IM_MODULE=uim ; export GTK_IM_MODULE
QT_IM_MODULE=uim ; export QT_IM_MODULE
XMODIFIERS=@im=uim ; export XMODIFIERS
UIM_IM_ENGINE=anthy ; export UIM_IM_ENGINE
--------------ここまで-----------------

そのあとにログインし直し、uim-ximがちゃん起動することを確認した。uimの設定全般はuim-pref-gtkで行えば簡単。

$uim-pref-gtk

で起動し、標準の入力方式としてAnthyを選択する。日本語←→直接入力の切り替えは良くある「Shift+Space」でもいいし、

$uim-toolbar-gtk

または

$uim-im-switcher-gtk

などのGUIでも切り替えが出来る。Gnomeを使っている場合は、

$uim-toolbar-gtk-systray

を使うとシステムトレイにuim-toolbar-gtkが収まってコンパクトで便利。

このようにWebブラウザーなどのアプリケーション上で日本語の入力が可能になる筈であった。しかし......

anthyが選択できないorz!

どうして???????(涙)。入力方式の選択時にanthyは候補に出てくるものの、選択しても再び直接入力に戻ってしまう。はてさて...

anthyのインストールに失敗したのか?--> 否! (emacs上ではちゃんと動いている。)
uimのインストールの仕方が悪い?--> 否! (何度もインストールして確認済。)

悩んだ挙句放置。


---------この間数ヶ月--------


ずっと放置していたが、先月何気なくロケールの設定をいじっていたら、判明した。

$locale
LANG="ja_JP.eucJP"
LC_CTYPE=no_NO             <-----------コイツの所為
LC_NUMERIC="ja_JP.eucJP"
LC_TIME="ja_JP.eucJP"
LC_COLLATE="ja_JP.eucJP"
LC_MONETARY="ja_JP.eucJP"
LC_MESSAGES="ja_JP.eucJP"
LC_PAPER="ja_JP.eucJP"
LC_NAME="ja_JP.eucJP"
LC_ADDRESS="ja_JP.eucJP"
LC_TELEPHONE="ja_JP.eucJP"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.eucJP"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.eucJP"
LC_ALL=ja_JP.eucJP

普段は

$export LANG=ja_JP.eucJP

でLANGを"ja_JP.eucJP"に設定して使っている。しかしこれだけでは足らない。他の変数は全て"ja_JP.eucJP"に変わるが、LC_CTYPEだけは変わらないのである。この事が分かったので、早速ホームの下の.xsessionに次を追加する。

-------------ここから--------------------
export LANG=ja_JP.eucJP
export LC_ALL=ja_JP.eucJP
export LC_CTYPE=ja_JP.eucJP
-------------ここまで------------------

とりあえず無事に日本語入力ができるようになった(^o^)。記念にスクショを貼っておく。

2008-08-27

睡眠障害?

新学期がスタートし、月曜は今学期初めてのセミナーがあった。今週から3週連続でL先生の講演がある。セミナーは毎週月曜の12:30からだが、セミナーの参加者が12:00に集まって一緒にランチを取るのが習慣である(Algebralunchという名前)。今期から新しく入って来た学生さんもいるので、みんなで自己紹介の時間があった。端から順に自己紹介がされていくが、ノルウェー語のわからない私にはチンプンカンプン。自分の番が近くなるともうドキドキもの。ノルウェー語で辛うじて知っている「私の名前は...」ってのを言っただけで、なんと拍手が返ってきた(笑)。

頭の上のタンコブは治ったけど、目眩は相変わらず続いている。体内の睡眠のリズムが狂ってしまっているようだ。早く寝ても遅く寝てもきっちり6時間以内に目が覚める。一度起きてしまうとそれ以上は一切寝れない。夕方4時とか変な時間になると眠くなるが、この頃はこちらの学生さんとオフィスをシェアしており、彼がソファを使って仕事をしているので仮眠を取るのがなかなか難しい。どっかで睡眠不足をリセットしたいのだが、これがなかなかうまくいかないので困っている。今日の夕方もオフィスでウトウトしていると、Christianが訪ねてきた。彼はホストのR先生の学生さん。先日(つい一週間前のこと)修論のプロジェクトがスタートしたと聞いたばかりだったのに、なんかもうTeXで打ったものを持っている!彼は良くできるので、もう結果が出たのかと一瞬驚いたけど違った。有理曲面上の消滅定理について聞かれたので、彼の欲しい場合に簡単な証明をつけて教えてあげたら思いの外喜んでくれた(^^)。

2008-08-24

秋晴れの日曜日

昨日は早めに床に着いたおかげで、少し休めた。だが相変わらず頭がふらついている。今日のオスロは気持ちの良い秋晴れの一日となった。午前中は洗濯をしたりして昼過ぎまでゴロゴロしていたが、せっかくの天気なので昼食を取る目的も兼ねて外出した。一週間に一回くらいは、学外でご飯を食べるくらいの贅沢はあってもいいだろう。宿舎から大学まではいつも地下鉄(T-bane)を利用している。今日は散歩目的で宿舎のあるKringsjaから大学のあるForskningparkenまで歩いてみた。地下鉄だと10分の距離だから歩けないことはないだろうと歩き始めたら、天気が良かったおかげで、気持ちの良い散歩になった。宿舎は小高い丘の上にあるので、大学まではなだらかな坂を下りていく。途中道端に生えている黄色い花や小さいトマトのような実を蓄えている植物を観察しながら、のんびりと下りていったら40分くらいで大学の最寄り駅に到着した。今後ももし天気がよければ地下鉄を使わずに散歩がてら歩いて大学まで通っても良いかもしれない。定期があるから帰りは地下鉄に乗れば良い。体調の悪いときにあまり無理をするのもなんなので、ForskningparkenからMajorstuenまで(2駅分)は地下鉄に乗った。先週の日曜と同じ中国料理店に入りランチ(75NOK,約1500円)を注文した。その後、大学のあるBlindernまで戻ってちょっとお仕事。

最近になって判明したのだが、休日の研究所の玄関の出入りに必要なIDカードがなんと図書室のドアにも有効であった。つまり数学科の図書室が24時間使い放題ってこと!長い夏季休業期間中にこの事実を知らなくて、だいぶ損をした。誰も教えてくれないものだから、この前友人と一緒に図書室に出かけて始めてわかった。もっと最初の頃に知っておけば、図書室を有意義に使えたのに...残念。今日もカードを使って誰もいない休日の図書室に入り、一人静かな時間を過ごした。本や雑誌に囲まれているとなんか落ち着くのはもはや職業病の域?(笑)。古い本独特の匂いが、自分は好きである。秋独特の柔らかい日差しと心地よい風を感じながら、のんびりと本を読む。

9時ごろに帰宅するとMillicentが心配して待っていた。今朝頭がふらつくと話したので、気にしてくれていたようだ。何度も部屋を訪ねてくれたみたい。「あれほど今日は休むようにと言ったのに...」と膨れっ面をして、まるで母親のようだった。

2008-08-23

めまい

今朝目が覚めたら頭に小さなこぶが出来ていた。朝シャワーを浴びていて気がついた。頭を打った覚えは全くない。寝ている間に誰か入ってきて、頭を一発殴って出て行ったのだろうか(笑)。もしかするとノルウェーの妖精トロルの仕業かもしれない。トロルはこんなヤツ(↓)。
こちらでは超有名(人?)で土産物屋の店先を見ると必ずコイツがいる。紛らわしい事にバイキングの帽子をかぶっているもんだから、来た当初はバイキングのマスコットかと誤解し、ノルウェー人にその話をしたら笑われた(^_^)。まあ冗談はさておき、本当に記憶が無いので不思議だ。おそらく寝ている間に動き回って隣の机の角っこに頭をぶつけたのだろう(笑)。頭をぶつけたのとは全く関係ないが、今週に入ってから時々めまいがする。人から呼ばれて振り向いたり、不意に立ち上がったときなどに良くある。最近あまり睡眠が取れていないせいかもしれない。京都で学位論文の審査会前くらいに一度めまいを経験した事があった。あの頃も相当忙しくて睡眠をあまり取っていなかったら、めまいを感じるようになった。学内の保険診療所に行ったら、別の病気の方が発覚し、めまいどころの話じゃなくなり、その後バタバタと毎日を送り気がついたら直っていた。今回はその時のめまいより程度がひどい。このところ仕事を根詰めてやりすぎたせいかも。やっぱり最低でも睡眠は6時間は取らないとダメだ。1週間くらいならまだ気力や集中力も続くけど、長くなると結局こんな風に体への支障をきたすから帰ってマイナスだ。分かってはいるのだけど、ついつい同じ事を繰り替えしてしまう。愚かだ。

ちょっと気分転換も必要だと思って夕方久しぶりにソグンズバンを訪れる。天気も良くて歩いていても良い気持ちだ。夏の暑い時期に比べると人もだいぶ減った。湖のまわりに育っている植物も秋の植物へと移り変わった。家から出て湖の周りを一周して帰ってくるとちょうど一時間くらいで良い運動になる。睡眠不足は仕事で気が張っているせいもあるだろうけど、運動不足のせいも多分にある。これからは少し歩いて気分をリラックスさせる時間を意識的に作ってみよう。