

その後は自由解散になり、私はR先生やP先生の学生さん達と話をしていたが、ついつい話が盛り上がり気がついたら深夜12時を回っていた。私の宿舎はオスロの郊外にあるので、最終電車を逃すと帰れなくなる。慌てて挨拶をすませ、走って駅に戻ると12時26分の最終電車になんとか間に合った。しかしその電車はMajorstuenまでしか行かず、途中で無理やり降ろされてしまう。私の宿舎Kringsjåは、まだまだずっと先にある。こうなったらMajorstuenからBlindernまで歩いて大学で一泊するか?それともMajorstuenからKringsjåまで薄暗い夜道を歩くか?と考えていると、さらに悪いことに雨が降ってきた。しかもこちらでは珍しい大粒の雨である。傘を生憎持ち合わせてなかったのでBlindernまで歩くとびしょ濡れになるだろう。やむを得ずタクシーに乗ることにした。これまでタクシーに乗ることは無かった。ノルウェーはただでさえ物価が高く、さらに深夜料金のはずだから、宿舎まで500NOK(約一万円)くらいはかかるかもしれないと不安になったが、風邪をひいて病院にいったらそれどころではすまない。ずっとタクシーのメーターとにらめっこしながらドキドキしていると割と短時間で宿舎に到着した。186NOK(約3720円)だった。このくらいで済んで良かったとホッと胸を撫で下ろす。
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