2008-05-20

Kringsjaの郵便事情

ここ一ヶ月程郵便物が届かない理由がようやく判明した。

以前も書いたが、私の宿舎Kringsja Studentbyには1500以上の世帯が暮らしており、メールボックスは全て一ヶ所に集められている。メールボックスは蜂の巣のような作りになっていて、表側は完全に閉じていて部屋番号のみが表示されており、鍵が無いと開けられない仕組みになっている。郵便屋は裏側から郵便物を放り込む。裏側は郵便屋がギリギリ通れるだけのクローズドな空間になっていて、一般の人は入ることが出来ない。一方ネームカード(表札にあたるもの)は裏側についており表からは通常は見ることが出来ない。

昨日自分のメールボックスの奥に無理やり手を突っ込んで、裏側のネームカードを引っ張り出してみた。すると自分の名前が書かれているはずのところになんと、全く知らない名前が手書きで記入してある!こちらに来てから私宛の郵便物が全く届かなかったのはこの為だったようだ。銀行から届けられるはずのカードもこれでは届くはずが無い。同じ廊下の友人達に書いてある名前について尋ねると、以前住んでいた人の名前であることが判明。この結末にかなり不満を感じたので、今日午前中は宿舎組合(SIO)のレセプションや郵便局(POSTEN)に行ってこの件について、誰が責任を持っているのか問い正したが、要領を得ない回答ばかりだった。組合側は、毎日新規入居者のリストを作って郵便局側に送り、郵便局側はそのリストを元にメールボックスのネームカードを取り替える仕組みらしい。私が入居した時に、私の名前がどこかの過程で伝わらなかったのだろう。郵便物の秘匿性も保ち、効率的にも思える方法だが、今回のような間違いには全く対応できない仕組みだ。私が郵便受けに手を突っ込まなければ、最悪帰国するまで全く気がつかなかった可能性だってある。私の宿舎に限らず、この国の郵便事情はあまり良くないようだ。転居届を出しても転居先に郵便物が届かなかったりする事が頻繁にあるらしい。日本もそんなに良いわけでは無いけど、まだノルウェーに比べたらましだ。

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