2008-09-26

帰国の実感

暫く出張やら帰国の準備やらで忙しくしていたが、ようやく一段落ついた。ベルゲン滞在についても書きたいことが一杯あるので、少しずつ書いていきたい。今日は本や暫く使う予定の無い衣類などを箱に詰めて、千葉に送り出した。こちらに来るときは本は数冊程度、衣類も必要最低限に留めた。滞在中もできるだけ荷物を増やさないように努めたが、思ったより荷物が増えていて驚いた。飛行機の機内預け荷物の重量制限はエコノミーなので20kgである。手荷物と機内預け荷物のバランス調整を頑張れば、荷物を送らずともぎりぎりなんとかなったかもしれないが、結局妥協してしまった。

こちらから日本に荷物を送るにはノルウェーの郵便局であるPOSTENのサービスを利用する。自分でダンボール箱を用意してもいいが、3kgを越える場合はPOSTENから「CarryOn」というマークのついた黒い箱をもらってきて、送った方が経済的である。細長い箱に10kgまで詰め放題で460NOK(約9200円)。船便にあたるサービスは存在せず、航空便しかない。

荷物を送り出し、昼をだいぶ過ぎた頃に大学に出勤した。キャンパス内の見慣れた光景も、これが見納めかと思うと、なんとなく寂しく感じる。月曜の朝早くこちらを出発する予定なので、大学の鍵やカードを金曜の今日の内に返却する必要があった。返却する前にもう一度研究室に立ち寄った。窓からいつも眺めていた風景も今日が最後である。こちらにきた時はまだ寒く、木々もこんなに葉が茂っていなかった(私のHP参照)。これから冬に向かうに連れ、おそらく急激に寒くなっていくことだろう。鍵の返却を無事済ませ、Piene先生やRanestad先生へ別れのご挨拶をし、再び宿舎に戻ってきた。荷物が無くなってがらんとした部屋にいると急に帰国する実感が湧いてきた。今晩は残っている食材を使って寿司を調理した。自分で言うのもなんだけど、見た目は悪いけど味の方はまあまあ。

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