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2008-07-13

オスロ到着

オスロに戻った。先日R先生にお借りした文庫本を返すのを忘れていたので、午前中は研究所へ。土曜日なので建物は閉まっていたが、ティーレディの方がたまたま出勤し、幸運にも建物の中に入れてもらう事ができた。本はR先生のメールボックスにお礼の手紙と一緒に置いてきた。昼過ぎごろにCoventryを出発。Heathrow空港には出発の2時間以上前に到着した。チェックインもあっという間に済み、暇を持て余したのでターミナル5の中をぶらぶらしたが、その大きさに驚いた。出発時間を過ぎてもなかなか飛行機が飛ばなかった。猛烈な睡魔に襲われウトウトしていたが、気がつくとまだ陸の上...そんなのを何回か繰り返し、結局40分くらい遅れて出発した。なんでも飛行場内が混んでいて離陸の為の順番を待っていたとか。隣の席の素敵なおじ様とお話しながら帰ってきた。数学をやっていると話すと、一体どんなことを研究しているのかと少し詳しいことを尋ねられて困った(^_^)。どんな風に説明したかは内緒にしておく(恥ずかしいので)。その後は奥様も含め3人で空港からオスロ中央駅までを一緒に旅した。お二人は米国在住でノルウェーを旅行される。仲の良い素敵な夫婦だった。

しばらく忙しかったので、明日から夏休みを数日とってゆっくりするつもり。

2008-07-11

研究集会終了

Warwickでの研究集会が終了した。いろいろな方と知り合い、会話する機会を持った。話していて気持ちの良い方が多かった。いつかどこかで再びお会いする機会があればと願う。研究上の刺激も大いに受けた。講演者の中には若い人も多かったが、彼らの講演を聞いているだけで、頭の良さが伝わってきた。世界には優秀な人が多くいるということを改めて認識した一週間であった。R先生の学生とも何人か知り合った。現在は6人も学生さんがいる。CowやCalfなどのセミナーも続いていた。10年前ウォーリックにいた頃に感じた独特の良い雰囲気が今の世代へも受け継がれているのを知って嬉しかった。

9日(水)は午後から研究集会の参加者が集まってシェークスピアの生誕地Stratford-upon-avonに出かけた。生憎の雨だったが、シェークスピアが住んでいた家や博物館などを見学し、その後夕方からは劇場でRoyal Shakespeare Companyによる「Merchant of Venice(ヴェニスの商人)」を鑑賞した。演者がスーツやネクタイを着たやや現代的な演出だった。劇中の台詞は残念ながらほとんど聞き取ることができなかったものの、ストーリーを予習していたおかげで、内容を把握することができた。迫力のある演技を思う存分に楽しんだ。

明日の夕方の便でオスロに戻る予定である。再びヒースロー空港へのバスの旅がやや面倒くさいが、その後は飛行機でひとっ飛びでオスロに着くので、日本に帰ることを思えばかなり楽である。

2008-07-08

Kenilworth

今日は朝一番でAさんの講演。いつもながら落ち着いて講演し、質問が矢継ぎ早に飛び交う中でも冷静に回答していて感心した。Sさんの英語の訛りは昔から苦手に感じていたが、今回の講演ではだいぶ聞き取れた。聞き取りが少しは上達したのだろうか?今日の講演は全部で4つ。我が師は全ての講演で質問やコメントをされており、さすがである。

講演終了後はM先生、K先生、Aさんと一緒にKenilworthに出かけた。Kenilworthは私たちに取って思い出の町であり、ここに来ないとなんかWarwickに来た気がしない。Kenilworthに行くためのバス停留所で時刻表が二つあり、どちらが正しいのかがはっきりせずに戸惑った。4人であれこれ悩んでいるうちに、期待していたバスが来て真相は結局うやむやに。今日は天気がすこぶる良かった。Abbey fieldの緑も美しく、やっと夏のイギリスらしい景色を見ることができた。Clocktowerの前で降りると、昔の記憶を頼りにメインストリートを歩き、まずはインド料理店の位置を確認した。夕飯の時間には少し早かったので、パブに入りビールを頂いた。イギリスのビールは安くて美味い。屋外でテーブルを囲んでのゆったりとした一時。KenilworthにはR先生のご自宅があるので、パブを出た後フラッと寄ってみたが、不在のご様子だった。その後は目的のインディアンへ。10年前のウォーリック滞在中先生と一緒に幾度か訪れた店である。以前と一緒の店内やおつまみを懐かしく感じた。King Prawn Masalaを注文した。美味しいものを久しぶりに食べ、幸せな気分(*^_^*)。その後タクシーで大学まで戻る。

2008-07-07

ウォーリック大学数学科

朝はRootes Restaurantでゆっくりと朝ご飯を食べる。これぞEnglish breakfastというような、ボリュームのある内容だった。オスロに帰ったら粗食の毎日だからこちらで栄養をつけて帰ろう(笑)。最初の講演まで時間があったので、食後の腹ごなしに近辺を歩いてみた。Barkley銀行や郵便局などの位置は10年前と一緒だが、学内スーパーやUniversity Houseと呼ばれる厚生施設?などが新しく建設されていて、学内にも大きな変化が見られた。私がノルウェーから持ってきたプラグアダプターの形状がイギリスのそれと異なり、こちらでは使えないのでスーパーで新規に購入した。誤って髭剃り用のアダプターを購入しそうになったが、気の効いた店員さんが注意してくれたおかげで事なきを得た。感謝。イギリスの物価が安いことに感激して、いろんなもの(LANケーブル・ノートなど)を衝動買いした。束の間だがお金持ちになった気分(^^)。

ウォーリック大学数学科の移転後の新しい建物は綺麗だった。建物の前に芝生と噴水があり、居心地が良い。建物内は昔のウォーリックの雰囲気が残っていた。至る所(廊下など)に黒板と椅子があり、すぐにでも討論が始められそう。大学院生が学部生の演習を受け持つSupervisionという制度があり、その為の空間にもなっている。コモンルームや、そこで開かれる3時のティータイムの習慣は10年前と全く一緒で懐かしかった。今日の講演は聞きごたえのある講演ばかり。久しぶりに代○幾○の講演をたくさん聞けて充実した一日だった。日本からの参加者は4人。皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごした。

2008-07-06

ウォーリック到着

イギリスに到着した。朝9時前にオスロの宿舎を出て10時前に飛行場に到着。昨日のうちにオンラインでチェックインし、荷物を預けるだけだったので、搭乗時間までかなり時間が余った。オスロからヒースローまでは2時間20分の空の旅。思ったより長旅だった。飛行機の座席で前になったノルウェー人の女の子の行儀が悪くて閉口した。小学生くらいだと思うけど、足は前の座席の上に投げ出すわ、手すりの上を立って移動するわで飛行機内で考えられるあらゆる悪さをしていた。親が注意しないので添乗員に注意される始末。ちゃんと子供をしつけましょう。

ノルウェーはEUには加入していないので、イギリスへの入国審査ではきっちり審査された。預けた荷物は4番目に出てきた。私の荷物はいつも最後の方に出てくる事が多いので、こんなに早く荷物を受け取ったのは初めてだ。おかげで一つ前のバスに乗ることができた。National Eepressという会社のFlight Link Corchというサービスを利用した。何故か片道の運賃(29£)よりも往復の運賃(26£)の方が安い!?帰りのバスの時間が分からなかったので、帰りをオープンにした切符(38.5£)を購入した。いつものバスルートで交通事故があったらしく、異なるルートを通ってCoventryのPool Meadow bus stationまで来た。運転手さんは大変真面目な方で、ルート変更に伴うスケジュールの遅延を分単位で乗客に報告し、丁寧な謝りの言葉を述べていた。乗客もその真摯な乗務態度に好感を覚え、最後のバス停では運転手に対し感謝の拍手をもって応えた(^_^)。ノルウェーは時間に不正確なのがデフォルトなので、こういうことは無いなあ(笑)。コベントリーで10年前の記憶を頼りに少し歩いてみた。大聖堂(写真)の辺りは昔歩いた記憶がある。(大学へ向かう)バス停の位置が思い出せずあきらめてタクシーに乗った。大学について部屋で荷物の整理をしていると、不意に窓の外からM先生の懐かしいお声が聞こえた気がした。あわてて外に飛び出るとLさんと談笑中のM先生を発見。挨拶をし夕飯をご一緒させて頂いた。3ヶ月ぶりの再会とあって話は尽きず、気がついたら8時を回っていた。先生とはそこでお別れしてGibbet Hilキャンパスの方へ散歩がてら歩いてみる。すると懐かしい光景が次々に目に飛び込んできた。数学科の中身はメインキャンパスに移ったが、まだ建物自体は残っていた。建物と周囲の美しい自然、そしてカモの糞にまみれた小道は10年前と全く一緒である。まるでここだけ時の流れが止まっているようだ。あの頃の私は若かったなあ...と暫し思い出に浸り宿舎に戻った。研究集会は明日11時からスタート。初っ端はM先生の講演。

2008-07-04

ビールとイギリス

相変わらずの暑さである。夜9時半を過ぎたのに依然として25℃前後を保っている。廊下の友人達も暑い部屋にいるのが堪えきれず、キッチンに来てビールを飲み暑さを紛らわしている。私は南東向きの部屋に移ったからまだマシだけど、私の以前の部屋や彼らの部屋は北西を向いているので余計に暑いはずだ。9時くらいに西日が一番キツい。私もビール片手にこの記事を書いている。

ノルウェーで手に入り安いのはRingnesやTuborgという銘柄のビール。ビールもノルウェーの物価を反映してか値段が高い。スーパーで買うのが一番安いが、それでも500ml缶で1本につき20〜25NOK(約400〜500円)もする。しかも瓶・缶の代金として1本につき1NOK(約20円)の容器代(Pant)が加算される。リサイクルの為に後に容器を返却するとPantは戻ってくる仕組みだ。今年度の留学生の女の子でこのPantを集めて生活費を稼いでいたしっかり者がいた(笑)。私のお気に入りはTuborg。このビールは比較的安い(11NOK/0.33L)ので、荷物の少ないときにまとめ買いをしておき、時々飲んでいる。来週7月6日〜12日はイギリスに滞在し、その間Warwick大学で開かれるモジュライのワークショップに参加する。今日はその為の下準備を少々。今回は講演する訳では無いので、準備と言っても旅の準備のことである。バスの時間を調べたり、滞在先の宿舎の電話番号を控えたりと言った程度である。オスロのガーデモエン空港からロンドンのヒースロー空港までは飛行機で2時間20分の予定。Warwick大学には1997年秋から1998年春まで滞在していた。今回は約10年ぶりの滞在なので、大学(や周り)がどのように変わったか見るのも楽しみの一つである。久しぶりにM先生にお会いする。

2008-06-18

イギリス

筋肉痛が少し収まってきた。心配した腰痛も関節の痛みでは無いことが分かりほっとする。学生の夕食後のサッカーの習慣はまだ続いていて、日を追う毎に負傷者が増えている。食事の時に足を引きずって歩いている学生がいるし、今日は遂に病院に行く人まで現れた。サッカー好きな人が多く、熱のこもったプレーが怪我につながる。

7月にWarwickに行くための飛行機を予約した。OsloからBirminghamに飛ぶ便を探したが、ちょうど良い時間に出発・到着するものがないので残念ながらあきらめた。OsloからHeathrowに飛びLondon経由でWarwickまで行くことに決めた。このところ毎日のように航空券の値段をチェックしていたが、出発日までいよいよ3週間を切り値段が徐々に上がって来たので、あわてて旅先でネットから予約を入れた。Warwick滞在は11年ぶりになる予定。