2008-09-12
ぐったり
昨日の遠足のせいで体が重い。危惧していた筋肉痛が出なかったのは幸い。しかし疲労が溜まって仕事にイマイチ集中できてない。昼過ぎにChristianがオフィスを訪ねてきた。「5分だけ話を聞いてくれ」といわれ「5分なら」と承知した(^^)。昨日も昼食中に彼の問題を一緒に考えた。証明にどこか誤りがあると思うので、それを指摘して欲しいとのこと。こういう質問は難儀する。それでも証明を聞いて、たぶんココだろうと想像がついた。証明中に記号の乱用が見られ、そのせいで自分で自分を騙してしまっている。乱用を止め、不明瞭な部分をより丁寧に書くように言ったのだけど、今日彼の持ってきた証明を見ると、やはり乱用は直って居らず、証明というよりはメモみたいなものだった。ちょっとイラッとしたが、一応話を最後まで聞き、結局ギャップが見つかった。彼にそれを指摘したのだが、かといって何か別の良い手も思い浮かばず、彼もがっかり、私もぐったり。結局議論の進展は無いまま、一時間後お開きになった。
Lysvandring langs Alnaelva
R先生の学生達による質問攻めに合った一日。彼らが代わる代わる私のオフィスを訪ねてくるのでこちらは休んでいる暇が無い(>_<)。今週はいろいろとやらないといけない事もあるし、明日もし訪ねてきたら、頼んで少し時間を短めにしてもらおう。昨日今日と立て続けに雑誌とプロシーディングから論文のゲラが届いた。雑誌はネット上で確認&校正作業をするタイプで一週間以内。プロシも最終確認をして早めに返事をする必要がある。いつも思うけど、こういうものはなんだか重なるべくして重なる気がする。 Andreaに誘われて夕方から「Lysvandring langs Alnaelva」というオスロ市内のイベントに出かけた。英語に直訳するとlight walking along Alna river。Alna川は市内でもっとも長い川である。川沿いの道に沿って写真のようなランプ(ロウソク?)が並べられ、そこを散歩する企画だ。
時間は19時スタートで、22時半まで。日がくれると闇の中にランプの列が浮かび上がり、幻想的な雰囲気になる。道の途中にテントがいくつも設けられ、音楽の演奏や、郷土の歴史を紹介する写真等が展示されていた。
我々はGrorudというT-baneの駅を降りた後、南に向ってほぼフルコースを完歩した。早足で歩いて4時間ほどかかったので、今日一日でおそらく15〜16キロは歩いたのではないだろうか?序盤は市街地から離れたためか空気も冷たく澄んで気持ちの良い散歩だったが、終盤はくたくたに疲れ、早く目的地に着けとそればかりを祈りながら歩いていた。明日は筋肉痛になること間違いない。

我々はGrorudというT-baneの駅を降りた後、南に向ってほぼフルコースを完歩した。早足で歩いて4時間ほどかかったので、今日一日でおそらく15〜16キロは歩いたのではないだろうか?序盤は市街地から離れたためか空気も冷たく澄んで気持ちの良い散歩だったが、終盤はくたくたに疲れ、早く目的地に着けとそればかりを祈りながら歩いていた。明日は筋肉痛になること間違いない。
2008-09-10
Høgskolen i Oslo
K先生にセミナーに付き合って頂いた。お昼前に先生の大学Høgskolen i Oslo (Oslo University College)で待ち合わせをした。
大学にお伺いするのは今回が初めてだ。KringsjaからForskningsparkenまで地下鉄、その後トラムに乗り換え、時間に余裕を持って大学の最寄り駅「Holbergs plass」に到着した。オスロ大学(Blindern)は市の郊外にあるが、Oslo University Collegeは市の中心に近い。建物の外観も近代的、中も吹き抜けになっていたりして洒落た雰囲気である。
一階のレセプション前でしばらく待っていると、先生がいらっしゃった。昼食に誘って頂き、大学近くのSas Radisson Hotelに連れて行って頂いた。今日は大学で特別なセミナーが開催され、その関係でファカルティのメンバーがホテルで会食をすることになっていた。有難いことに私も一緒に会食に招待して頂いた。
食後は大学の中を案内して頂き、その後セミナーで先生のお話を聞いた。夏休み前に「このような例をご存知ですか?」と質問したのだが、質問に興味を持って頂いたようだ。今日は休み中に考えておられた例を紹介して頂いた。例を構成するのは容易ではなく、様々な機械(machinery)を用いて、やっと得られた例だった。機械についても最初から説明して頂き、大変有意義で楽しい時間を過ごした。


食後は大学の中を案内して頂き、その後セミナーで先生のお話を聞いた。夏休み前に「このような例をご存知ですか?」と質問したのだが、質問に興味を持って頂いたようだ。今日は休み中に考えておられた例を紹介して頂いた。例を構成するのは容易ではなく、様々な機械(machinery)を用いて、やっと得られた例だった。機械についても最初から説明して頂き、大変有意義で楽しい時間を過ごした。
2008-09-09
金平糖
朝からずっとお腹の調子が悪くて何度もトイレに行く。原因はたぶん朝食べたヨーグルトだと思う。前回食べたときもお腹を壊したのでほぼ間違いない。まだ賞味期間が残っているけれども、もう捨ててしまおう。昼前にAndreaがオフィスを訪ねてきたので、数学の質問に答えた。
夕方からはP先生のお宅を訪問した。昨日のセミナーの講演者を迎えての懇親会。こちらの先生のご自宅に呼んで頂いたのはこれで2度目である。招待を受けるといつも迷うのがお土産。今回はワインとチーズを持ち寄ってのホームパーティーと聞いていたのでだいぶ迷ったが、結局金平糖を持っていくことにした。こちらに来る前に京都の緑寿庵清水で購入した桜の金平糖で、ピンクの小箱に入っていて見た目もとても綺麗。賞味期間も長いので安心だ。先生のご自宅は閑静な住宅街にあった。住所だけを頼りに出かけたのでちゃんと着けるか不安だったが、最寄り駅でうまく他の招待客二人と一緒になった。その後三人でかなり道に迷った挙句ようやくお宅に到着。パーティーの参加者のほとんどは学生さんなどの若い人達で、みなさんと一緒に楽しい時間を過ごした。会話はノルウェー語と英語が半々くらい。英語で話している時しか会話の内容はわからないが、たとえ英語でも大勢で話すとみんな早口になるので私にはついていくのが精一杯。もっぱら聞き役に回る。食後のデザートの時間に、各参加者が持ち寄ったクッキーやチョコ、それにケーキが振る舞われた。(結局ほとんどの方がお菓子をお土産にされていた。)私の金平糖が無かったので不思議に思ったが、P先生はそんな私の表情を察してか、Hiroさんのお土産は一番最後のお楽しみだと皆に説明される。みんなは興味深々の様子で、私は期待して頂いたにも関わらずお口に合わなかったらどうしようと不安が募った。パーティーがお開きになるちょっと前に金平糖を出して頂いた。みなさん遠慮され数粒しか取られなかったが、概ね好評だったようなのでホッとした。夜の10時くらいに他の若い人達と一緒に先生のお宅をお暇した。
夕方からはP先生のお宅を訪問した。昨日のセミナーの講演者を迎えての懇親会。こちらの先生のご自宅に呼んで頂いたのはこれで2度目である。招待を受けるといつも迷うのがお土産。今回はワインとチーズを持ち寄ってのホームパーティーと聞いていたのでだいぶ迷ったが、結局金平糖を持っていくことにした。こちらに来る前に京都の緑寿庵清水で購入した桜の金平糖で、ピンクの小箱に入っていて見た目もとても綺麗。賞味期間も長いので安心だ。先生のご自宅は閑静な住宅街にあった。住所だけを頼りに出かけたのでちゃんと着けるか不安だったが、最寄り駅でうまく他の招待客二人と一緒になった。その後三人でかなり道に迷った挙句ようやくお宅に到着。パーティーの参加者のほとんどは学生さんなどの若い人達で、みなさんと一緒に楽しい時間を過ごした。会話はノルウェー語と英語が半々くらい。英語で話している時しか会話の内容はわからないが、たとえ英語でも大勢で話すとみんな早口になるので私にはついていくのが精一杯。もっぱら聞き役に回る。食後のデザートの時間に、各参加者が持ち寄ったクッキーやチョコ、それにケーキが振る舞われた。(結局ほとんどの方がお菓子をお土産にされていた。)私の金平糖が無かったので不思議に思ったが、P先生はそんな私の表情を察してか、Hiroさんのお土産は一番最後のお楽しみだと皆に説明される。みんなは興味深々の様子で、私は期待して頂いたにも関わらずお口に合わなかったらどうしようと不安が募った。パーティーがお開きになるちょっと前に金平糖を出して頂いた。みなさん遠慮され数粒しか取られなかったが、概ね好評だったようなのでホッとした。夜の10時くらいに他の若い人達と一緒に先生のお宅をお暇した。
2008-09-08
セミナー
今日はセミナーが二つ。昨夜の騒動の疲れからかあまり良く眠れなかったので疲れぎみ。一つ目はL先生の講演で先週と先々週の話の続き。時間、速度、スピン、クウォークなどの物理の言葉が、モジュライ空間、接束、ゲージ群、リー代数など数学の言葉で次々に説明されていく興味深い内容。最後に導来圏の話が出てきた。日本にいるとセミナーや研究集会などで話を聞く機会が多いけど、こちらで聞いたのは始めてかもしれない。
二つ目は代数曲線や代数曲面を如何に早く正確に描くかというお話。ノルウェーに来るちょっと前のこと、とある理由から3次曲面の画像をネットで探していた。その時に曲面の退化や、回転など実に綺麗に描いているサイトを発見した。ドイツの代数幾何研究者の中に代数曲面やその特異点をコンピューターの画面上に描くソフトウェアを開発しているグループがいる。今日はその作者さんがオスロ大学に講演にいらっしゃった。興味のある人が居られたら「cubic surface」で画像検索してみる事をお勧めする。
明日の夕方は懇親会としてPieneさんのご自宅でチーズとワインによるパーティーが開かれる。明後日はKleppeさんの大学に出かける予定。どちらも始めての場所で、無事辿り着けるか心配である。
二つ目は代数曲線や代数曲面を如何に早く正確に描くかというお話。ノルウェーに来るちょっと前のこと、とある理由から3次曲面の画像をネットで探していた。その時に曲面の退化や、回転など実に綺麗に描いているサイトを発見した。ドイツの代数幾何研究者の中に代数曲面やその特異点をコンピューターの画面上に描くソフトウェアを開発しているグループがいる。今日はその作者さんがオスロ大学に講演にいらっしゃった。興味のある人が居られたら「cubic surface」で画像検索してみる事をお勧めする。
明日の夕方は懇親会としてPieneさんのご自宅でチーズとワインによるパーティーが開かれる。明後日はKleppeさんの大学に出かける予定。どちらも始めての場所で、無事辿り着けるか心配である。
2008-09-07
失敗
危険性を承知してあれだけ注意していたのにやってしまった。
昨日の大学からの帰りの出来事。いつものように研究室の戸締りを確認し、カバンを持って部屋の外に出た。1階へ降りるためのエレベーターを待っていた時の事だった。室内に財布を忘れた事に気がついた。ふ〜危ない危ない、すぐに気がついて良かった...などと呑気に部屋に戻ろうとしたら、
カードキーが財布に入っている!
こちらの建物はセキュリティ上の理由から建物全体が幾層にもブロック分けされている。各ブロックをつなぐドアは、ビジネス時間外になると自動で鍵がかかる。研究科の構成員にはカードキーが与えられ、時間外にはそれを使って解錠し出入りする。運の悪いことに昨日は土曜日、しかも時間は夕方の7時。ブロックの外に一度出てしまうと、もう中には戻れない。なんと愚かなんだろう。私の研究室がすぐそこに見えているという事実が、情けない気分に一層拍車をかける。
しばらく待っていれば誰か人が通って、向こう側からドアを開けてくれるかもしれない。一縷の望みにすがり、しばらく待ってみた。
〜10分経過〜
全く人の通る気配は無い。
〜20分経過〜
相変わらず物音ひとつ聞こえてこない。
〜30分経過〜
だんだん心細くなってきた。もしかすると財布を諦めて帰る事になるかもしれない。普段財布とは別に持ち歩いている小銭入れの中身を確認してみることにした。さてさて帰りの電車賃くらいはあるかな?
私:「.........。」
1Krone(クローネ)と50Øre(オーレ)のコインが一枚ずつ!世界一物価の高い国ノルウェーで、所持金がたったこれっぽっち!1.5NOK(約30円)じゃ何も買えない(笑)。普段の生活はカードだけで事足りるので私はあまり現金を持ち歩かない。カード社会の落とし穴にはまってしまった。もうこうなったら歩いて帰ろう。この頃は運動目的で宿舎のあるKringsjåから大学のあるBlindernまで片道40分かけて徒歩で通学している。帰り道は上り坂だからきついけど、まあ歩けない距離じゃないし...と覚悟を決めて1階まで降りた。日曜日の食事代どうしよう?...なんて事を考えながら、1階の玄関のドアを見るとなんとここにも!
つまり図で説明するとこうなっている。
<研究室のあるフロア> |ドア| <エレベータのあるフロア> |ドア| <外>
↑
今ココ
閉じ込められた!!!
今頃になってようやく事態の深刻さを理解する私。出るに出れず、入るに入れず。もうなんだか自分がアホ過ぎて笑えてくる始末。それにしてもお腹減ったなあ...。とりあえず再びエレベーターで研究室のある6階にまで戻った。先ほどのドアを恨めしくガチャガチャやってみたけど、誰も通る気配が無い。このまま月曜の朝まで誰もこなかったらどうしよう?そうだ!携帯を使って友達を呼び、助けてもらおう。Christianは大学の近くに住んでいるけど、彼の番号知らないし、Andreaの番号は知っているけど、今晩は国立劇場にイプセンを見に行くって言ってたよな。彼女は前から楽しみにしてた。邪魔しちゃ悪いよなぁ。八方塞がりの状態になんだか泣けてきた(ToT)。エレベーターの階表示ランプを凝視しながら、人の気配を探ったけど、ピクリとも6階から動かない。考えてみれば土曜日のこんな遅い時間に研究室に出てくるノルウェー人なんて居るわけない。自分が必死過ぎて笑える。
閉じ込められてから40分が経過した頃、微かに物音がした(気がした)。ドアの前まで言って、取っ手をガチャガチャとやって、必死に存在をアピールする。
「私はココダヨウ!」
その時ドアの向こうから人が近づいて来るのが見えた!やった!アジア系の学生さんだ。もう彼の存在が有難すぎて後光がさして見えた。やっぱアジア人最強!いざと言うときに頼りになるのは働き者のアジア人だよね〜。さっきまでの不安はどこへやら?自分の失敗を棚に上げて思わぬ救世主の出現に軽口まで(^^)。彼にもっとお礼を述べたかったけど、彼は「No Problem, No Problem」と言い残し、さっさとトイレに行ってしまった。それにしても彼が居てくれたおかげで助かった。無事研究室に戻り財布を回収し、一時間遅れで宿舎に帰宅した。研究所の建物に限らず一般にノルウェーの建物はセキュリティが厳重だ。少々やりすぎのように感じるのは私だけか?
昨日の大学からの帰りの出来事。いつものように研究室の戸締りを確認し、カバンを持って部屋の外に出た。1階へ降りるためのエレベーターを待っていた時の事だった。室内に財布を忘れた事に気がついた。ふ〜危ない危ない、すぐに気がついて良かった...などと呑気に部屋に戻ろうとしたら、
カードキーが財布に入っている!
こちらの建物はセキュリティ上の理由から建物全体が幾層にもブロック分けされている。各ブロックをつなぐドアは、ビジネス時間外になると自動で鍵がかかる。研究科の構成員にはカードキーが与えられ、時間外にはそれを使って解錠し出入りする。運の悪いことに昨日は土曜日、しかも時間は夕方の7時。ブロックの外に一度出てしまうと、もう中には戻れない。なんと愚かなんだろう。私の研究室がすぐそこに見えているという事実が、情けない気分に一層拍車をかける。

〜10分経過〜
全く人の通る気配は無い。
〜20分経過〜
相変わらず物音ひとつ聞こえてこない。
〜30分経過〜
だんだん心細くなってきた。もしかすると財布を諦めて帰る事になるかもしれない。普段財布とは別に持ち歩いている小銭入れの中身を確認してみることにした。さてさて帰りの電車賃くらいはあるかな?

1Krone(クローネ)と50Øre(オーレ)のコインが一枚ずつ!世界一物価の高い国ノルウェーで、所持金がたったこれっぽっち!1.5NOK(約30円)じゃ何も買えない(笑)。普段の生活はカードだけで事足りるので私はあまり現金を持ち歩かない。カード社会の落とし穴にはまってしまった。もうこうなったら歩いて帰ろう。この頃は運動目的で宿舎のあるKringsjåから大学のあるBlindernまで片道40分かけて徒歩で通学している。帰り道は上り坂だからきついけど、まあ歩けない距離じゃないし...と覚悟を決めて1階まで降りた。日曜日の食事代どうしよう?...なんて事を考えながら、1階の玄関のドアを見るとなんとここにも!

<研究室のあるフロア> |ドア| <エレベータのあるフロア> |ドア| <外>
↑
今ココ
閉じ込められた!!!
今頃になってようやく事態の深刻さを理解する私。出るに出れず、入るに入れず。もうなんだか自分がアホ過ぎて笑えてくる始末。それにしてもお腹減ったなあ...。とりあえず再びエレベーターで研究室のある6階にまで戻った。先ほどのドアを恨めしくガチャガチャやってみたけど、誰も通る気配が無い。このまま月曜の朝まで誰もこなかったらどうしよう?そうだ!携帯を使って友達を呼び、助けてもらおう。Christianは大学の近くに住んでいるけど、彼の番号知らないし、Andreaの番号は知っているけど、今晩は国立劇場にイプセンを見に行くって言ってたよな。彼女は前から楽しみにしてた。邪魔しちゃ悪いよなぁ。八方塞がりの状態になんだか泣けてきた(ToT)。エレベーターの階表示ランプを凝視しながら、人の気配を探ったけど、ピクリとも6階から動かない。考えてみれば土曜日のこんな遅い時間に研究室に出てくるノルウェー人なんて居るわけない。自分が必死過ぎて笑える。
閉じ込められてから40分が経過した頃、微かに物音がした(気がした)。ドアの前まで言って、取っ手をガチャガチャとやって、必死に存在をアピールする。
「私はココダヨウ!」
その時ドアの向こうから人が近づいて来るのが見えた!やった!アジア系の学生さんだ。もう彼の存在が有難すぎて後光がさして見えた。やっぱアジア人最強!いざと言うときに頼りになるのは働き者のアジア人だよね〜。さっきまでの不安はどこへやら?自分の失敗を棚に上げて思わぬ救世主の出現に軽口まで(^^)。彼にもっとお礼を述べたかったけど、彼は「No Problem, No Problem」と言い残し、さっさとトイレに行ってしまった。それにしても彼が居てくれたおかげで助かった。無事研究室に戻り財布を回収し、一時間遅れで宿舎に帰宅した。研究所の建物に限らず一般にノルウェーの建物はセキュリティが厳重だ。少々やりすぎのように感じるのは私だけか?
2008-09-03
2008-09-02
開学記念日
昼ご飯をChristianと一緒に食べる約束だったので、昼前くらいに大学についた。程なくして彼が現れたので、並んで大学の食堂に向かった。一般に身長の高いノルウェー人の中でも、彼はずば抜けて背が高い(190cm)。私と並ぶとちょうど頭一個分違う。北欧にはスタイルの良い人が多いとは聞いていたけど、本当だった。彼がスーツを着ているのを一度見たことがあるが、足の長さ(!)にびっくりしたのを覚えている。
今日はオスロ大学の開学記念日。開学記念日にはBlindernキャンパスの広場にテントが現れ、無料のケーキが振る舞われる。日本だと開学記念日には授業が無いのが普通だが、授業は普通にある。広場には開学以来の歴史について紹介する写真が展示され、彼が一緒だったのでいろいろ説明してもらった。食事を済ませ、デザートにケーキを頂こうと広場に戻ったら、既に無くなっていた。
彼は以前にも増して私のオフィスを良く訪ねてくるようになった。会う度に質問をされるので、次は一体何を聞かれるか?といつもドキドキしている(笑)。今の所はしばらく考えて答えがみつかる程度だけど、そのうち私の手に負えない質問が来るかも。指導教官以外に、質問出来る相手がいるというのは重要な事だ。指導教官にはなんとなく気が引けて尋ねにくいような事も、ちょっと上の先輩や良くできる後輩(^^)になら遠慮なく聞くことが出来る。私も名古屋で学生だった頃、2・3個上の先輩が居たので良く質問させて頂いた。京都では同分野の"若手"研究者がたくさん居たので、とても心強かった。こちらには代○幾○学を専攻している博士課程以上の若い人があまり居ない。日本(というか京都が特別?)だったら尋ねる相手に不自由しないけど、こちらではちょっとだけ不自由である。その分私にお鉢が回ってきているということかもしれない。今までいろんな方にお世話になった。今度は質問される側になって役立ちたい。
今日はオスロ大学の開学記念日。開学記念日にはBlindernキャンパスの広場にテントが現れ、無料のケーキが振る舞われる。日本だと開学記念日には授業が無いのが普通だが、授業は普通にある。広場には開学以来の歴史について紹介する写真が展示され、彼が一緒だったのでいろいろ説明してもらった。食事を済ませ、デザートにケーキを頂こうと広場に戻ったら、既に無くなっていた。
彼は以前にも増して私のオフィスを良く訪ねてくるようになった。会う度に質問をされるので、次は一体何を聞かれるか?といつもドキドキしている(笑)。今の所はしばらく考えて答えがみつかる程度だけど、そのうち私の手に負えない質問が来るかも。指導教官以外に、質問出来る相手がいるというのは重要な事だ。指導教官にはなんとなく気が引けて尋ねにくいような事も、ちょっと上の先輩や良くできる後輩(^^)になら遠慮なく聞くことが出来る。私も名古屋で学生だった頃、2・3個上の先輩が居たので良く質問させて頂いた。京都では同分野の"若手"研究者がたくさん居たので、とても心強かった。こちらには代○幾○学を専攻している博士課程以上の若い人があまり居ない。日本(というか京都が特別?)だったら尋ねる相手に不自由しないけど、こちらではちょっとだけ不自由である。その分私にお鉢が回ってきているということかもしれない。今までいろんな方にお世話になった。今度は質問される側になって役立ちたい。
2008-09-01
セミナー
月曜日なので、セミナー日。L先生が先週の続きで講演をされた。時間は45分×2回で、途中で10分の休憩が入る。休憩時間にK先生と数学の議論をしていたらいつの間にか後半のセミナーが始まってしまった。遅れたのは僅かだったけど、いつの間にか講演がノルウェー語に切り替わっていた。誰かが何か言った後すぐに英語に戻ったけど、明らかに私の為だけに英語で話して頂いているのが分かり、何となくいたたまれない気持ちになった。前回に続き非可換変形理論について紹介して頂いている。面白そうな話なのだけど、「場の量子論」とか出てきて、早くも落ちこぼれつつあるorz。
2008-08-31
Akershus Fortress
お客さんを迎えた一日。Grenoble在住のK君が北欧旅行の途中にオスロに寄って私を訪ねてくれたので、K君と奥さん、それに友人に市内をご案内した。天気は曇り時々雨。昨日までが素晴らしい快晴だっただけに、一日違いでオスロの青空をお見せできなかったのが残念である。

朝10時にNationaltheatret前で待ち合わせた。会ってすぐに奥さんに「オスロ日記、いつも見てます」と言って頂いた(^^)。意外な読者がいたりするのも、ブログの楽しみのひとつ?皆さんにビーゲラン公園(Frognerparken)、Akershus城、国立美術館(National Gallery)の順にご案内した。これぞ観光地というところはだいたいお見せできたので、満足して頂けた事を願っている。写真はAkershus城の入り口付近で撮影したもの。
城の外には切り立った崖があり、上に立つとオスロフィヨルドを一望出来る。境界部分には手すりも何も無いので、一歩間違えば真っ逆さまに下に転がり落ちることに...。高い所が苦手な私には、崖の数メートル手前から覗くのが精一杯だった(>_<)。我々と近い場所でお母さんから写真を撮ってもらっている少年がいた。ちょっと照れくさそうに終始ニコニコしていて、なんとも可愛らしかった。
普段外食をしないものだから、昼食の場所の選択に迷ったが、結局いつものKaffistovaにお連れした。ノルウェー料理と言えばサーモン。この一皿で約160NOK(約3200円)もするが、カフェだからレストランに入るよりは割と安めである。味の方は脂がしっかりとのっていて満足の一品だった。
夕方皆さんとお別れして、宿舎に戻った。

朝10時にNationaltheatret前で待ち合わせた。会ってすぐに奥さんに「オスロ日記、いつも見てます」と言って頂いた(^^)。意外な読者がいたりするのも、ブログの楽しみのひとつ?皆さんにビーゲラン公園(Frognerparken)、Akershus城、国立美術館(National Gallery)の順にご案内した。これぞ観光地というところはだいたいお見せできたので、満足して頂けた事を願っている。写真はAkershus城の入り口付近で撮影したもの。



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