2008-06-14

サマーパーティー

このところ天気がはっきりしない日が多く、屋外は少し肌寒い。夕方から研究科のサマーパーティーがあり、これまたR先生の取り計らいで参加させて頂く。場所はNordre Skøyen Hovedgårdで19時開始。研究科の秘書さんにもらった地図を頼りに、T-baneの駅Høyenhallを降りて少し歩くと大きな公園があり、会場はその中にある一軒家だった。19時ぎりぎりになってようやく人が集まり始め、結局数学科のメンバーがスタッフから学生まで総勢80人くらい集まった。普段大学で会うのは専門分野の近い人に限られるが、席順が作用素環の先生方と近くなり会話の機会を持った。私はノルウェー語を理解しないために途中の余興のクイズやR先生の挨拶などパーティーの盛り上がりに一緒に交ざることができず残念だったが、食事とお酒、それに会話を十分に楽しんだ。パーティーの最後に今年度修士を修了された学生さんが一人ずつ紹介され、一人一人に花束と記念品が送られた。
その後は自由解散になり、私はR先生やP先生の学生さん達と話をしていたが、ついつい話が盛り上がり気がついたら深夜12時を回っていた。私の宿舎はオスロの郊外にあるので、最終電車を逃すと帰れなくなる。慌てて挨拶をすませ、走って駅に戻ると12時26分の最終電車になんとか間に合った。しかしその電車はMajorstuenまでしか行かず、途中で無理やり降ろされてしまう。私の宿舎Kringsjåは、まだまだずっと先にある。こうなったらMajorstuenからBlindernまで歩いて大学で一泊するか?それともMajorstuenからKringsjåまで薄暗い夜道を歩くか?と考えていると、さらに悪いことに雨が降ってきた。しかもこちらでは珍しい大粒の雨である。傘を生憎持ち合わせてなかったのでBlindernまで歩くとびしょ濡れになるだろう。やむを得ずタクシーに乗ることにした。これまでタクシーに乗ることは無かった。ノルウェーはただでさえ物価が高く、さらに深夜料金のはずだから、宿舎まで500NOK(約一万円)くらいはかかるかもしれないと不安になったが、風邪をひいて病院にいったらそれどころではすまない。ずっとタクシーのメーターとにらめっこしながらドキドキしていると割と短時間で宿舎に到着した。186NOK(約3720円)だった。このくらいで済んで良かったとホッと胸を撫で下ろす。

0 件のコメント: