- 代数群
- 有限群の線形表現
- Parabolic群、Braid群の作用とTilting理論
夕食のあとはR先生の提案で近くの山に登山にでかける。木曜に遠足が予定されているが、天気予報によると週の後半から天気が崩れるらしい。天気が良いいまのうちに散歩しましょうという提案だ。登りに2時間くらいかかるが頂上には雪があり、眺めが絶景だとのこと。昨日のサッカーの疲れから体を重く感じたが、せっかくの機会なので参加することにした。参加者はR先生, Christian, Andrea, 私を含め10人程。同じサッカーで足を痛めたChristianと一緒に後方でゆっくり歩いた。登り初めて10分、すぐにこの登山が容易で無いことを思い知らされる。R先生はかなり熟練した登山経験者なので(足も長いし)きびきびとした調子で登っていく。彼は私たちがはぐれないようにところどころで待っていてくれた。頂上までは約900メートル。半分(1時間)程登った所で木の背丈が低くなり急に視界が開けた。途中で拾った木を杖がわりに一番後ろで歩いていたが、登りの後半は私にとってきつい試練となった。崖のような急斜面を這い上がったり、雪で足場の悪い斜面に幾度も尻もちをついたりした。何度も断念しかけたが、ここで置いていかれたら「死ぬ」との必死の思いで登る。メンバーには女性も居たが、彼女達は体力もあり山登りは全く苦にならない様子だった。他の人から遅れること30分、私だけ2時間半かかってようやく頂上に辿り着く。体はもうボロボロで足が言うことを聞かない状態だったが、おかげで頂上からの素晴らしい眺めを手に入れた。頂上の気温は2〜3度。その為に長く滞在することは難しい。時間も夜9時半を回っていたので、すぐに下りることになる。今来た道をまた戻る事を思うとゾッとしたが、ずっといたら間違いなく凍死する。雪道をスニーカーで下りるときには特に恐怖を感じた。他の人が靴の踵を使ってスキーのように滑り下りていたのでそれに習ったのだが、何度も尻もちをつく有様。足もかなり疲労していたので怪我に気をつけながら慎重に下りていたら、再び他のメンバーとはぐれ一人ぼっちに。私がかなり遅れたのでR先生は心配され、途中で待っていて下さった。結局下まで下りるのにも2時間、辿り着いたときは安堵のため息が出た。宿舎に戻るまでR先生に研究の話を聞いて頂く。その後シャワーを浴びて泥のように眠った。
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