2008-08-01

日食

8月1日の今日、ノルウェーでは日食が観察できた。オスロから観察できるのはせいぜい部分食どまりだが,もっと北の方では皆既日食も観察できたらしい。

午前中にAndreaからメールが入り、ビーゲラン公園(Frognerparken)に日食を見に行かないかと誘われた。公園内に巨大スクリーンが設けられ、日食の様子が中継されると言うし、面白そうなので行ってみることにした。家を出たのが遅く、公園に到着したのはお昼ちょっと前だった。公園内はとても広い。会場への道を歩いている途中で日食がピークを迎えたようで、カウントダウンが聞こえてきた。到着してまず驚いたのが会場内の人の多さ(*_*)。人口の少ないノルウェーでこんなに多くの人を見たのは初めてだ(笑)。Andreaは既に会場に到着し、この中のどこかにいるはずだが、探すのは容易でない(^^)。もらったメールを頼りにしばらく会場内をうろうろした挙句、ようやく発見することができた。早速サングラスを借りて太陽を見ると日食が肉眼でも観察できた。一気にテンションが上がる。上はオスロから日食をサングラス越しにカメラに収めたもの。撮影時にはピークを過ぎていたが、ピーク時でもせいぜい3割程度の欠け具合だったらしい。特設巨大スクリーン上では、ノルウェー各地から届いた天体望遠鏡による日食映像が映し出され、中には皆既日食やダイヤモンドリングもあった。前回ノルウェーで皆既日食が観察されたのは1954年であり、54年も昔である。会場にはステージが設けられ、モヒカンで頭を赤く染めた個性的なおじさんが司会をしていた。ノルウェーの教育番組に良く出演するタレントさんらしい。他にも専門家による解説やバンドの演奏などが行われ、会場も盛り上がった。私はノルウェー語がわからないので、公園で日向ぼっこを楽しんだようなものだけど(笑)、まあそれも良しかな。イベント終了後は近くのインド料理屋に入って遅めの昼食を取った。Tikka Masalaを注文したが、これがなかなか良かった。Majorstuen駅の近くだったので、いつもの日本食材店(JapanTorget)にも寄り、米やそばなどの食材を買い足した。珍しいことにラムネを売っていたので、2本買って1本Andreaに勧めてみた。思った通り中のビー玉に興味深々の様子(笑)。日本人にはすっかりお馴染みの瓶だが、西洋人にはやっぱり珍しいだろう。私は小さい頃近所の悪ガキと一緒になって、ビー玉を取る為に団地の酒屋さんでラムネの空瓶を割りまくった。酒屋さんにバレてこっぴどく怒られたと話すと、ちょうど彼女もその時どうやって取ろうかと考えていたらしい。ビー玉の役目について聞かれたので、できる限り説明したがうまく伝わっただろうか?結局彼女は空き瓶を持ち帰った。

2009年7月22日には日本でも皆既日食が観察できるらしい。西に行くほど完全な日食が観察できるそうなので、もし1年後に覚えておられたら是非お楽しみあれ。まずは当日晴れることを期待しましょう(^^)。

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