2008-07-30

コメントの投稿手順

複数の方からコメントの投稿手順が分かりにくいとの意見を頂いたので一応書いておきます。
以下はニックネームを用いて投稿する手順です。
  • 記事本文の下にあるコメントのリンクをクリック。
  • 「コメントの投稿」の窓が開くのでコメントを記入。
  • 「個人情報の選択」で「名前/URL」にチェックをつける。
  • 「名前」と「URL」の枠が現れるので、好きなニックネームを選んで「名前」に入力する(URLは空でもOK)。
  • 最後に「コメントの公開」ボタンをクリックしてお終い。
以上。

2008-07-29

散髪(第2ラウンド)

髪が鬱陶しくなってきたので、再び床屋へ。ノルウェーの床屋に関しては前回学内の床屋に行って痛い目を見たので、今回はその第2段、まあ言ったら雪辱戦みたいな気持ちで臨んだ。今回はKringsja宿舎の近くの床屋さんFrisorを選択。床屋は私の宿舎とは線路を隔て反対側に位置する。その為に最近まで知らなかった。床屋におそるおそる入ると、50歳くらいのおじさんの店員が1人。私以外客もおらず、入りやすかった。カットの前に頭を洗うか聞かれたけど、間髪入れずノーと言って阻止(^^)。お次はどのように切るかを尋ねられる。待ってました、この瞬間を!フフフ、侮るなかれ。今回も私が丸腰で臨むとでも?懐からさっと写真を取り出し、この通りに切ってほしいと注文する。写真はこちらに来る前に日本で撮影したもの。前回の教訓を生かし次に備えるのがデキル男というものである。おじさんは写真をじっくり眺めたあと、上も横も短くして欲しいんだね?と一人で納得してカットを始めた。まずはトップの髪の長さを整え、次にボリュームのあるサイドにハサミを入れ、思いきり良く切っていく。写真と比較すると私の髪があまりにも伸び放題である事に対し、「もっと早く来るべきだったんじゃない?」との意見。彼に「だってノルウェーの床屋は怖いんです!いつも変な風に切られるんです!前回だってマリモにされたんです(ToT)!」っと訴えたかったが、ぐっと堪えて今の良好な関係をキープすることを選択した。だっておじさんの機嫌をそこねたら大変だもの。時々写真と見比べながら、丁寧に切ってくれている様子だ。「ウム、我ガ策ハ的中セリ」と内心ほくそ笑みながら、おじさんとの会話に意識を集中する(が実は上の空)。私の襟足はくせ毛で長くなると外に向かって跳ねるのでやっかいだが、バリカンを使ってサクッと切ってくれた...。

途中までは良かった。ほぼ写真通りだった。中盤から突然おじさんの手に力が入り始めた。髪の毛をぐっと握って引っ張り、毛先を揃える。イタイイタイ....。そんなに強く引っ張ったらイケマセン。何かと不安材料の多いこの"長い友達"が私に愛想をつかしたら大変!そうなったらコトです...とおじさんに心の中で訴えるも、時既に遅し。完全にエンジンのかかったおじさんは、その勢いのまま短いサイドに合わせてトップまでチョキチョキと切ってしまい、出来上がってみればやっぱりマリモ。。。。。。orz。私涙目。おじさん、大変勉強になりました。写真は一切関係無いんですね(ToT)。広告でよくある「写真はあくまでもイメージです」ってやつですね、わかりますしかし前回マリモを体験したのは大きかった。見慣れたせいもあると思うが、前回ほど違和感がない。前回の様な落ち武者スタイルでは無いし、頭も軽くなった。そう思うと満更悪くない気がしてきて、会計の時までは気分も晴れやか。会計はカットだけで350NOK(約7000円)。。。。orzやはり現実はそう甘くない。

国際会議開催

昨日大学の図書館(人文・社会科学)で勉強していたら、首からネームカードをぶら下げたたくさんの人を見かけた。何かのシンポジウムだろうか?参加者の中には日本人も多く見られる。大学の中でこんなにたくさんの日本人を見かけるのはこちらに来て始めて。学生さんらしき人を捕まえて尋ねると、今週は炭水化物(Carbonhydrate)に関する国際会議(ICS2008)がオスロ大学で開催され、その関係で日本人が多く滞在しているらしい。図書館のロビーにも分子模型や化学式などが描かれたポスターが置いてあったので、良く理解しないままざっと眺めたが、糖(sugar)に関する研究結果らしい。

今日の昼は大学の食堂で日本人参加者と昼食をご一緒した。T海大学から来ておられる先生と学生さん(?)のお二人。オスロ(ノルウェー)の現地情報についていろいろ聞かれ、知ってる範囲でできる限り答えた。少しはお役にたっただろうか?現地の物価が高いことに驚嘆しておられた。まあノルウェーに来たら誰でも最初にくぐる関門である。私も4月に経験済み。しかし驚いたのが会議への参加登録料(食事代別)。先生が8万円、学生さんは5万円も必要だそうだ。数学だと登録料はそこまで高くないと思うけどどうだろう?お二人は化学の分野だが、分野の他の学会と比較してもやはり特別に高いらしい。理由はやっぱりノルウェーだから?オスロが暑いことも意外だったようだ。暑い日本から涼を期待してノルウェーにいらっしゃったのに気の毒である。お一人がこれでは約束が違うと言っておられたので思わず笑ってしまった。

2008-07-27

教会とガーナ料理

午前中Lineの教会を久しぶりに訪ねた。彼女がまだこちらに居た頃は誘われて良く行ったものだが、居なくなると同時に足が遠のいてしまった。今日行ったのは、最近の彼女からメールの文中で教会に行っているかと尋ねられ、少し気まずい思いで返事したというのもある。Millicent, Victorなど廊下の友人一同5人で押しかけたが、約2ヶ月ぶりの急な訪問にも関わらず大歓迎して頂いた。Pastor(牧師さん)はとても良い方で、「いつでも来たい時に来なさい」と言って下さる。説教はノルウェー語だが、いつものようにTorが翻訳してくれた(彼については「カヤックとオスロフィヨルド」の記事参照)。聖書の説明を受けたり、賛美歌を聞いたり(ちょっと歌ったり)とノルウェーらしい(?)時間を過ごした。夏休み中ということで、以前に比べると若い人が少なかった。8月の3週目に入ったら、こちらの新学期が始まるのでまた人も増える事だろう。お勤めのあとはいつものようにコーヒーとケーキがふるまわれ、おしゃべりの時間。久しぶりに会ったので、この2ヶ月どうやって過ごしていたかを尋ねられ、Nordfjordのサマースクールやイギリスの研究集会に参加したことなどを話した。

夕方Sognsvannを散歩。約1週間ぶりに行ったら湖の周りは避暑を求める人々で溢れていた。みんな水着で芝生に寝っ転がって日光浴を楽しんだり、湖の中に入って泳いだりとノルウェーの貴重な夏を満喫している様子。しかもモデルのようにスタイルの良い人がその辺にゴロゴロいる。日本人の限界を感じちょっとショックorz。散歩後Millicentに夕食に招かれガーナ料理を頂いたが、残念ながらこれが全く口に合わなかった。頑張って半分までは食べたものの、途中でギブアップ(ToT)。とうもろこしの粉を練って発酵させた団子(BankuもしくはKenkeyという料理?)とオクラのスープ。団子は酸味があるし、スープは内臓系(もしくは皮?)でギトギト。しかも手で食べるからなんかうまく食べれない。彼女は私の食が進まないのを気にしていたので悪かった。まず普通の日本人なら苦手な味だから、完食出来たらかなりのつわものだと思う。

2008-07-26

Kaffistova

あちぃ...。日本ほどではないけど、暑い日が続いている。日本に比べ太陽光線が刺々しく感じるのは気のせいだろうか?私の部屋は窓が南を向いているので、朝からチリチリと焼かれ、部屋にいるのがつらい。そのために割と早起きして大学に行く習慣がつき、健康的な生活を送ることができている。今日も日の出とともに起床(写真は自室窓から撮影)。午前中はカフェにこもって研究。カフェは某有名ガイドブックにも載っているカフィストーヴァ(Kaffistova)である。店内がガラス張りになっていて、明るい感じの店なので初めての客でも入りやすい。観光客だけでなく地元民も結構利用するみたいだ。有名なメニューはミートボール(137NOK、約2740円)。私も一度食べた事があるがまあまあの代物。ミートボールは味付けが塩辛く曲があるかも。付け合わせのえんどう豆のペースト(大量)は私は苦手である。今日の私はというと、コーヒーとクッキー1枚(計32NOK、約640円)を注文し、昼過ぎまで店内で粘った。通りに面した明るい1階に加え、地下にもテーブルと椅子があるのは意外と知られていない!?地階の方が客も少なく、静かで落ち着いた雰囲気なので私のお勧めだ。実際今日など私以外誰も客が居なかった。
水着を購入した。Andreaから聞いた所によると、Majorstuenの公園の近くにプールがあるらしい。これだけ気温が高ければプールに通うのも悪くないだろう。何回使うかは疑問だけど、ゴーグルと水泳キャップまで一通り揃えてみた。最後に泳いだのは学部生の頃だから大昔。たぶん泳げると思うけど、ちょっと不安。

2008-07-25

Web-based Japanese Input Method

Ajax IME: Web-based Japanese Input Method

http://ajaxime.chasen.org/

面白いサービスをみつけた 。Webベースの日本語入力サービスというもの。海外からでもブラウザさえあれば手軽に日本語が入力できる。一度は大学のlinuxにuim-xim+anthyやkinput2+cannaをインストールしようしたがことごとく失敗した。このサービスを使えばGoogleなどの検索欄にちょっと日本語を入力したい時など非常に便利である。

2008-07-24

愛されてる?

快晴が続いている。今日は雲一つ無い青空であった。日中は多少暑く感じるもののここはノルウェー、暑いといってもたかが知れている。最高でも27℃程度であり、湿気も無いおかげでそれほど苦ではない。夕方になると20℃近くまで下がり、窓を空けていれば心地よい風が入ってくる。日本からメールをもらうが、皆さん猛暑で苦しんでおられるようで、なんか申し訳ない気分である。

論文の校正も無事済んだ。AMSからの校正版と自分たちが提出した原稿について一字一句見比べ変更点をチェックしたが、ほとんど変更されていなかったので助かった。雑誌のコピーエディターによっては大幅に変更される場合もあると聞く。特に英語については、ネイティブであるという自信からか、徹底的に直す人もいるらしい。校正によって意味が正しく伝わるようになれば良いが、意味が変わってしまっては元も子もない。今回我々の論文を担当して下さった方はかなり熟練した校正者のようだった。タイトル中に含まれていたある単語が専門用語なのか?記号なのか?という極めて微妙な問題について正しく判断していたので、先生と二人で驚いた(専門用語と記号でフォントが違う)。まさにプロである。

ここ数日帰りが遅かったために、同廊下のアフリカ人の友人達と顔を合わせる機会が無かった。(朝9時頃に出勤し、夜10時くらいに帰宅していた。)今朝久しぶりにMillicentに会ったら、「お前は悪い友達(bad friend)だ!」と叱られた。理由が思い当たらなかったので聞いてみると、どうやら顔を見せなかったのが原因らしい。数日帰りが遅く、皆のいる時間にキッチンに姿を見せないと、すぐに友人達の間では「今日はHiroにあったか?」「いや、会っていない。」「昨日はどうだ?」「奴はどうした?」という会話になる。研究集会等で1週間くらい留守にするともう大変!1週間ぶりに戻ったはずなのにまるで1年ぶりに会ったみたいな感動の再会シーンになってしまう。抱擁後「良く戻ってきた。」「なんで週の途中で電話をかけなかった?」という具合。こんな感じなので、しばらく部屋を留守にする時は、そのことを予め一週間くらい前から伝えている。文化・習慣の違いもあるのだろうけど、何より家族みたいに気にかけてもらっているのが嬉しい(^_^)。彼らのうちMillicentとBernardは来月ガーナに帰ってしまう。別れが辛くなりそうな予感。

2008-07-18

京都かオスロか?

昨日から論文校正の件で実家や京都と連絡を取って大忙し。共著なのでオスロと京都のどちらに送ってもらうかが悩んだところ。先生と相談した結果、京都に送ってもらうことに。今日はその件で先生から直接実家に電話を頂き、家ではびっくりしたようだ(>_<)。

昼頃大学に出てきた。午後からAndreaと会って研究に関する相談を受ける約束だったのでそれを果たす。問題(予想)は幾何学的だが、論文の中に数値的な問題への言い換えがあり、あまり難しいことを知らなくても済んだ。種数1の場合を計算するとなんとなく感じがつかめた。一般種数の場合は帰納法が使えるかも。とりあえず次の種数2の場合をやってみるように勧めた。

2008-07-17

時は矢のように

楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。ちょっと疲れた(*_*)けど良い気分転換になった。明日からまた研究を頑張ろう。

論文のゲラ刷りが実家に届いたとの連絡があった。(京都への郵便物は実家に届くようになっている。)受け取ってから4〜5日で校正して返却しないといけないので、早速忙しくなりそう...。

2008-07-13

オスロ到着

オスロに戻った。先日R先生にお借りした文庫本を返すのを忘れていたので、午前中は研究所へ。土曜日なので建物は閉まっていたが、ティーレディの方がたまたま出勤し、幸運にも建物の中に入れてもらう事ができた。本はR先生のメールボックスにお礼の手紙と一緒に置いてきた。昼過ぎごろにCoventryを出発。Heathrow空港には出発の2時間以上前に到着した。チェックインもあっという間に済み、暇を持て余したのでターミナル5の中をぶらぶらしたが、その大きさに驚いた。出発時間を過ぎてもなかなか飛行機が飛ばなかった。猛烈な睡魔に襲われウトウトしていたが、気がつくとまだ陸の上...そんなのを何回か繰り返し、結局40分くらい遅れて出発した。なんでも飛行場内が混んでいて離陸の為の順番を待っていたとか。隣の席の素敵なおじ様とお話しながら帰ってきた。数学をやっていると話すと、一体どんなことを研究しているのかと少し詳しいことを尋ねられて困った(^_^)。どんな風に説明したかは内緒にしておく(恥ずかしいので)。その後は奥様も含め3人で空港からオスロ中央駅までを一緒に旅した。お二人は米国在住でノルウェーを旅行される。仲の良い素敵な夫婦だった。

しばらく忙しかったので、明日から夏休みを数日とってゆっくりするつもり。

2008-07-11

研究集会終了

Warwickでの研究集会が終了した。いろいろな方と知り合い、会話する機会を持った。話していて気持ちの良い方が多かった。いつかどこかで再びお会いする機会があればと願う。研究上の刺激も大いに受けた。講演者の中には若い人も多かったが、彼らの講演を聞いているだけで、頭の良さが伝わってきた。世界には優秀な人が多くいるということを改めて認識した一週間であった。R先生の学生とも何人か知り合った。現在は6人も学生さんがいる。CowやCalfなどのセミナーも続いていた。10年前ウォーリックにいた頃に感じた独特の良い雰囲気が今の世代へも受け継がれているのを知って嬉しかった。

9日(水)は午後から研究集会の参加者が集まってシェークスピアの生誕地Stratford-upon-avonに出かけた。生憎の雨だったが、シェークスピアが住んでいた家や博物館などを見学し、その後夕方からは劇場でRoyal Shakespeare Companyによる「Merchant of Venice(ヴェニスの商人)」を鑑賞した。演者がスーツやネクタイを着たやや現代的な演出だった。劇中の台詞は残念ながらほとんど聞き取ることができなかったものの、ストーリーを予習していたおかげで、内容を把握することができた。迫力のある演技を思う存分に楽しんだ。

明日の夕方の便でオスロに戻る予定である。再びヒースロー空港へのバスの旅がやや面倒くさいが、その後は飛行機でひとっ飛びでオスロに着くので、日本に帰ることを思えばかなり楽である。

2008-07-10

Blogへのコメント

私のブログにコメントを残せない設定になっていたことに気がついた(Aさんに教えてもらった)。GoogleのユーザもしくはOpen IDというものを持っている人でないと、コメントが残せない設定になっていたみたい。今までコメントを書こうとしてくれた方、気がつかなくてごめんなさい。

設定を変えました。全ての方がコメントを残せる設定にしました。コメントお待ちしております。

2008-07-08

Kenilworth

今日は朝一番でAさんの講演。いつもながら落ち着いて講演し、質問が矢継ぎ早に飛び交う中でも冷静に回答していて感心した。Sさんの英語の訛りは昔から苦手に感じていたが、今回の講演ではだいぶ聞き取れた。聞き取りが少しは上達したのだろうか?今日の講演は全部で4つ。我が師は全ての講演で質問やコメントをされており、さすがである。

講演終了後はM先生、K先生、Aさんと一緒にKenilworthに出かけた。Kenilworthは私たちに取って思い出の町であり、ここに来ないとなんかWarwickに来た気がしない。Kenilworthに行くためのバス停留所で時刻表が二つあり、どちらが正しいのかがはっきりせずに戸惑った。4人であれこれ悩んでいるうちに、期待していたバスが来て真相は結局うやむやに。今日は天気がすこぶる良かった。Abbey fieldの緑も美しく、やっと夏のイギリスらしい景色を見ることができた。Clocktowerの前で降りると、昔の記憶を頼りにメインストリートを歩き、まずはインド料理店の位置を確認した。夕飯の時間には少し早かったので、パブに入りビールを頂いた。イギリスのビールは安くて美味い。屋外でテーブルを囲んでのゆったりとした一時。KenilworthにはR先生のご自宅があるので、パブを出た後フラッと寄ってみたが、不在のご様子だった。その後は目的のインディアンへ。10年前のウォーリック滞在中先生と一緒に幾度か訪れた店である。以前と一緒の店内やおつまみを懐かしく感じた。King Prawn Masalaを注文した。美味しいものを久しぶりに食べ、幸せな気分(*^_^*)。その後タクシーで大学まで戻る。

2008-07-07

ウォーリック大学数学科

朝はRootes Restaurantでゆっくりと朝ご飯を食べる。これぞEnglish breakfastというような、ボリュームのある内容だった。オスロに帰ったら粗食の毎日だからこちらで栄養をつけて帰ろう(笑)。最初の講演まで時間があったので、食後の腹ごなしに近辺を歩いてみた。Barkley銀行や郵便局などの位置は10年前と一緒だが、学内スーパーやUniversity Houseと呼ばれる厚生施設?などが新しく建設されていて、学内にも大きな変化が見られた。私がノルウェーから持ってきたプラグアダプターの形状がイギリスのそれと異なり、こちらでは使えないのでスーパーで新規に購入した。誤って髭剃り用のアダプターを購入しそうになったが、気の効いた店員さんが注意してくれたおかげで事なきを得た。感謝。イギリスの物価が安いことに感激して、いろんなもの(LANケーブル・ノートなど)を衝動買いした。束の間だがお金持ちになった気分(^^)。

ウォーリック大学数学科の移転後の新しい建物は綺麗だった。建物の前に芝生と噴水があり、居心地が良い。建物内は昔のウォーリックの雰囲気が残っていた。至る所(廊下など)に黒板と椅子があり、すぐにでも討論が始められそう。大学院生が学部生の演習を受け持つSupervisionという制度があり、その為の空間にもなっている。コモンルームや、そこで開かれる3時のティータイムの習慣は10年前と全く一緒で懐かしかった。今日の講演は聞きごたえのある講演ばかり。久しぶりに代○幾○の講演をたくさん聞けて充実した一日だった。日本からの参加者は4人。皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごした。

2008-07-06

ウォーリック到着

イギリスに到着した。朝9時前にオスロの宿舎を出て10時前に飛行場に到着。昨日のうちにオンラインでチェックインし、荷物を預けるだけだったので、搭乗時間までかなり時間が余った。オスロからヒースローまでは2時間20分の空の旅。思ったより長旅だった。飛行機の座席で前になったノルウェー人の女の子の行儀が悪くて閉口した。小学生くらいだと思うけど、足は前の座席の上に投げ出すわ、手すりの上を立って移動するわで飛行機内で考えられるあらゆる悪さをしていた。親が注意しないので添乗員に注意される始末。ちゃんと子供をしつけましょう。

ノルウェーはEUには加入していないので、イギリスへの入国審査ではきっちり審査された。預けた荷物は4番目に出てきた。私の荷物はいつも最後の方に出てくる事が多いので、こんなに早く荷物を受け取ったのは初めてだ。おかげで一つ前のバスに乗ることができた。National Eepressという会社のFlight Link Corchというサービスを利用した。何故か片道の運賃(29£)よりも往復の運賃(26£)の方が安い!?帰りのバスの時間が分からなかったので、帰りをオープンにした切符(38.5£)を購入した。いつものバスルートで交通事故があったらしく、異なるルートを通ってCoventryのPool Meadow bus stationまで来た。運転手さんは大変真面目な方で、ルート変更に伴うスケジュールの遅延を分単位で乗客に報告し、丁寧な謝りの言葉を述べていた。乗客もその真摯な乗務態度に好感を覚え、最後のバス停では運転手に対し感謝の拍手をもって応えた(^_^)。ノルウェーは時間に不正確なのがデフォルトなので、こういうことは無いなあ(笑)。コベントリーで10年前の記憶を頼りに少し歩いてみた。大聖堂(写真)の辺りは昔歩いた記憶がある。(大学へ向かう)バス停の位置が思い出せずあきらめてタクシーに乗った。大学について部屋で荷物の整理をしていると、不意に窓の外からM先生の懐かしいお声が聞こえた気がした。あわてて外に飛び出るとLさんと談笑中のM先生を発見。挨拶をし夕飯をご一緒させて頂いた。3ヶ月ぶりの再会とあって話は尽きず、気がついたら8時を回っていた。先生とはそこでお別れしてGibbet Hilキャンパスの方へ散歩がてら歩いてみる。すると懐かしい光景が次々に目に飛び込んできた。数学科の中身はメインキャンパスに移ったが、まだ建物自体は残っていた。建物と周囲の美しい自然、そしてカモの糞にまみれた小道は10年前と全く一緒である。まるでここだけ時の流れが止まっているようだ。あの頃の私は若かったなあ...と暫し思い出に浸り宿舎に戻った。研究集会は明日11時からスタート。初っ端はM先生の講演。

2008-07-04

ビールとイギリス

相変わらずの暑さである。夜9時半を過ぎたのに依然として25℃前後を保っている。廊下の友人達も暑い部屋にいるのが堪えきれず、キッチンに来てビールを飲み暑さを紛らわしている。私は南東向きの部屋に移ったからまだマシだけど、私の以前の部屋や彼らの部屋は北西を向いているので余計に暑いはずだ。9時くらいに西日が一番キツい。私もビール片手にこの記事を書いている。

ノルウェーで手に入り安いのはRingnesやTuborgという銘柄のビール。ビールもノルウェーの物価を反映してか値段が高い。スーパーで買うのが一番安いが、それでも500ml缶で1本につき20〜25NOK(約400〜500円)もする。しかも瓶・缶の代金として1本につき1NOK(約20円)の容器代(Pant)が加算される。リサイクルの為に後に容器を返却するとPantは戻ってくる仕組みだ。今年度の留学生の女の子でこのPantを集めて生活費を稼いでいたしっかり者がいた(笑)。私のお気に入りはTuborg。このビールは比較的安い(11NOK/0.33L)ので、荷物の少ないときにまとめ買いをしておき、時々飲んでいる。来週7月6日〜12日はイギリスに滞在し、その間Warwick大学で開かれるモジュライのワークショップに参加する。今日はその為の下準備を少々。今回は講演する訳では無いので、準備と言っても旅の準備のことである。バスの時間を調べたり、滞在先の宿舎の電話番号を控えたりと言った程度である。オスロのガーデモエン空港からロンドンのヒースロー空港までは飛行機で2時間20分の予定。Warwick大学には1997年秋から1998年春まで滞在していた。今回は約10年ぶりの滞在なので、大学(や周り)がどのように変わったか見るのも楽しみの一つである。久しぶりにM先生にお会いする。

2008-07-03

夏日

夏休みに入ったので6月30日から数学科の図書室が閉まってしまった(-_-)。7月27日までの間は、本が借りられないし、論文のコピーも取れない。どうしよう...。まあ普段からそんなに利用していないから、そんなに影響もないかな。でもあの本がちょっと見たい...なんて言うときに困る。日本の皆様、論文のコピーをお願いするかもしれませんが、その時は宜しくお願いしますm(_ _)m。幸い文系図書館(Library of Humanities and Social Sciences)の方は夏休み期間も開いている。主にこちらを利用することにしよう。

さて、タイトルの「夏日」についてだが、今日はやたら蒸し暑い。現在午後4時の時点でなんと気温が27℃もある!北欧の涼しいイメージとは真逆である。一刻も早く部屋で楽な恰好(短パン&Tシャツ)になりたくて4時ごろに帰宅してしまった。暑いノルウェーなんてノルウェーじゃない。