髪が鬱陶しくなってきたので、再び床屋へ。ノルウェーの床屋に関しては
前回学内の床屋に行って痛い目を見たので、今回はその第2段、まあ言ったら雪辱戦みたいな気持ちで臨んだ。今回はKringsja宿舎の近くの床屋さんFrisorを選択。床屋は私の宿舎とは線路を隔て反対側に位置する。その為に最近まで知らなかった。床屋におそるおそる入ると、50歳くらいのおじさんの店員が1人。私以外客もおらず、入りやすかった。カットの前に頭を洗うか聞かれたけど、間髪入れずノーと言って阻止(^^)。お次はどのように切るかを尋ねられる。待ってました、この瞬間を!フフフ、侮るなかれ。今回も私が丸腰で臨むとでも?懐からさっと写真を取り出し、この通りに切ってほしいと注文する。写真はこちらに来る前に日本で撮影したもの。前回の教訓を生かし次に備えるのがデキル男というものである。おじさんは写真をじっくり眺めたあと、上も横も短くして欲しいんだね?と一人で納得してカットを始めた。まずはトップの髪の長さを整え、次にボリュームのあるサイドにハサミを入れ、思いきり良く切っていく。写真と比較すると私の髪があまりにも伸び放題である事に対し、「もっと早く来るべきだったんじゃない?」との意見。彼に「だってノルウェーの床屋は怖いんです!いつも変な風に切られるんです!前回だって
マリモにされたんです(ToT)!」っと訴えたかったが、ぐっと堪えて今の良好な関係をキープすることを選択した。だっておじさんの機嫌をそこねたら大変だもの。時々写真と見比べながら、丁寧に切ってくれている様子だ。「ウム、我ガ策ハ的中セリ」と内心ほくそ笑みながら、おじさんとの会話に意識を集中する(が実は上の空)。私の襟足はくせ毛で長くなると外に向かって跳ねるのでやっかいだが、バリカンを使ってサクッと切ってくれた...。
途中までは良かった。ほぼ写真通りだった。中盤から突然おじさんの手に力が入り始めた。髪の毛をぐっと握って引っ張り、毛先を揃える。イタイイタイ....。そんなに強く引っ張ったらイケマセン。何かと
不安材料の多いこの"長い友達"が私に愛想をつかしたら大変!そうなったら
コトです...とおじさんに心の中で訴えるも、時既に遅し。完全にエンジンのかかったおじさんは、その勢いのまま短いサイドに合わせてトップまでチョキチョキと切ってしまい、出来上がってみればやっぱり
マリモ。。。。。。orz。私涙目。おじさん、大変勉強になりました。写真は一切関係無いんですね(ToT)。広告でよくある「写真はあくまでもイメージです」ってやつ
ですね、わかります。
しかし前回マリモを体験したのは大きかった。見慣れたせいもあると思うが、前回ほど違和感がない。前回の様な落ち武者スタイルでは無いし、頭も軽くなった。そう思うと満更悪くない気がしてきて、
会計の時までは気分も晴れやか。会計はカットだけで350NOK(約7000円)。。。。orzやはり現実はそう甘くない。